Geological CO2 storage by underground coal gasification

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f MMI N 1 芁 (CCT) SOx NOx 去 CO 2 芳 (deep unmineable coal) ( ) ( SOx NOx CO 2 ) ( ) 10km 島 田 荘 å¹³ 1 小 出 仁 1 å±± 嵜 謙 侀 1 by Sohei SHIMADA a , Hitoshi KOIDE b and Ken-ichi YAMAZAKI c a. Associate Prof., Dr, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo (Corresponding author E-mail: [email protected]) b. Visiting Prof., Research Institute for Science and Engineering, Waseda University c. (late) President, Coal Resources and Mining Engineering Co., Ltd. 石炭地䞋ガス化による CO 2 地䞭固定 * Journal of MMIJ Vol.126 p.602 607 (2010) ©2010 The Mining and Materials Processing Institute of Japan *2009 10 15 2010 3 23 1. 2. 3. ( ) ( ) [ ] FAX : 04-7136-4701 E-mail : [email protected] CO 2 Geological CO 2 Storage by Underground Coal Gasification 小特集CO 2 地䞭貯留ぞの取組 Coal is generally used as solid fuel on the surface after open cut mining or underground mining. However, the coal seam mined economically is limited by the geological and technological conditions. In situ method is a promising method, which enables the energy recovery from deep coal seam and under sea coal seam, usually being not economical by conventional mining methods. In “in situ” method the coal is usually converted to gaseous form underground (UCG: Underground Coal Gasification). One of the features of this method is the CO 2 storage in coal seam in parallel to the gas production. There are two methods for UCG, combustion and non-combustion methods. The former is the conventional UCG realizing the coal gasification by supplying heat through the combustion of coal seam. The other one is non-combustion method using microbial decomposition and supercritical CO 2 extraction for gas production at temperatures of some 10 or 100 degrees Celsius. The CO 2 -reducer methanogenic archaea are found in underground coal seams, in petroleum reservoirs and in saline aquifers in Japan. The underground bioreactors for CO 2 -reduction and methanogenesis may be realized in deep coal measures or in underground hydrocarbon accumulations. The former UCG is now booming up for the technology development in the world now towards commercialization. The latter UCG is the still in the R&D stage. This report summarizes the present state of arts of these two UCG methods pressing the gas production and CO 2 storage in coal seam. KEY WORDS: Coal, Underground Gasification, Combustion, Non-Combustion, Geological CO 2 Storage, Methanogenesis 602 58

Transcript of Geological CO2 storage by underground coal gasification

Journal of MMIJ Vol.126 (2010) No.10,11

1た え が き

石炭はあたり偏圚せずに䞖界各地に豊富に埋蔵され比范的安

䟡な゚ネルギヌ資源であり産業革呜の原動力であった。しかし

産業革呜初期には利点であった固䜓化石燃料ずいう特城が近代

の技術䜓系ではむしろ取り扱い䞍䟿になりさらには環境砎壊の

元凶ずさえ看做されるようになっおきおいる。しかし䞭囜やむ

ンドのような発展䞭の倧囜の䞻芁゚ネルギヌ源が石炭であり米

囜でも今埌石炭ぞの䟝存床はむしろ高たるず予枬される。環境ぞ

の圱響を最小に抑制し぀぀石炭を利甚できるクリヌン・コヌル・

テクノロゞヌ (CCT) 開発が喫緊の課題になっおいる。既に日

本の新鋭石炭火力発電所では煀塵や SOx や NOx はほが完党に

陀去されおいるが化石燃料䞭でも CO2排出が最倚であるこず

がなお残る難点である。䞖界的には石炭採掘はコストの安い露

倩掘りが䞭心であるが資源の有効利甚の芳点から深郚石炭を

安党か぀䜎コストで開発する技術が求められる。千メヌトル超玚

の深郚石炭は珟圚は非可採石炭 (deep unmineable coal) ずしお

゚ネルギヌ資源ずしおの埋蔵量にはカりントされおいないが膚

倧な量の石炭が地䞋深郚に眠っおいるこずは確実である。深郚に

あるために技術的には採掘可胜でもコスト高になるこずがネ

ックになっおいるが地衚の環境ぞの圱響を少なく出来るずいう

利点があり環境に優しい開発が可胜である。地䞋深郚にある石

炭や炭局ガス (コヌルベッド・メタン ) をれロ゚ミッション (぀

たり SOx や NOx はもちろんCO2もほずんど排出しない ) か぀

䜎コストで利甚する技術が開発されれば゚ネルギヌ問題ず地球

環境問題の解決に倧きな貢献するであろう。それほどの深郚でな

くおも海底䞋には倚くの石炭資源が腑存しおいる。しかしこ

れらの石炭資源は珟圚の採炭技術では採掘が䞍可胜であり経

枈的採掘は蚀及するにもあたらない。ロボット採炭 (無人化・遠

隔操䜜採炭 ) などの新技術が開発されれば可胜性はあるず考え

られる。珟圚の採炭技術では石炭局から攟出されるメタンの制

埡に通気を行っおいるが通気坑道が氎平距離で 10km 以䞊にな

るず通気費甚がかさみ経枈的な採炭は䞍可胜にあるず考えられお

島 田 荘 å¹³ 1  小 出   仁 1  山 嵜 謙 侀 1

by Sohei SHIMADAa, Hitoshi KOIDEb and Ken-ichi YAMAZAKIc

a. Associate Prof., Dr, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo (Corresponding author E-mail: [email protected])b. Visiting Prof., Research Institute for Science and Engineering, Waseda Universityc. (late) President, Coal Resources and Mining Engineering Co., Ltd.

石炭地䞋ガス化によるCO2 地䞭固定 *

Journal of MMIJ Vol.126 p.602 − 607 (2010)

©2010 The Mining and Materials Processing Institute of Japan

*2009幎 10月 15日受付 2010幎 3月 23日受理1. 普通䌚員 東京倧孊倧孊院 新領域創成科孊研究科 准教授2. 普通䌚員 早皲田倧孊 理工孊研究所 客員教授3. (æ ª )鉱山゚ンゞニアリング 瀟長 (故人 )[著者連絡先 ] FAX : 04-7136-4701 E-mail : [email protected]キヌワヌド 石炭地䞋ガス化燃焌匏非燃焌匏CO2地䞭固定メタ

ン生成

Geological CO2 Storage by Underground Coal Gasification

小特集CO2 地䞭貯留ぞの取組

Coal is generally used as solid fuel on the surface after open cut mining or underground mining. However, the coal seam mined economically is limited by the geological and technological conditions. In situ method is a promising method, which enables the energy recovery from deep coal seam and under sea coal seam, usually being not economical by conventional mining methods. In “in situ” method the coal is usually converted to gaseous form underground (UCG: Underground Coal Gasification). One of the features of this method is the CO2 storage in coal seam in parallel to the gas production.

There are two methods for UCG, combustion and non-combustion methods. The former is the conventional UCG realizing the coal gasification by supplying heat through the combustion of coal seam. The other one is non-combustion method using microbial decomposition and supercritical CO2 extraction for gas production at temperatures of some 10 or 100 degrees Celsius. The CO2-reducer methanogenic archaea are found in underground coal seams, in petroleum reservoirs and in saline aquifers in Japan. The underground bioreactors for CO2-reduction and methanogenesis may be realized in deep coal measures or in underground hydrocarbon accumulations.

The former UCG is now booming up for the technology development in the world now towards commercialization. The latter UCG is the still in the R&D stage. This report summarizes the present state of arts of these two UCG methods pressing the gas production and CO2 storage in coal seam.KEY WORDS: Coal, Underground Gasification, Combustion, Non-Combustion, Geological CO2 Storage,

Methanogenesis

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石炭地䞋ガス化による CO2地䞭固定

いる。したがっお海底䞋にある石炭局は固䜓燃料を察象ずした

堎合炭局からの゚ネルギヌ回収は䞍可胜である。これらの深郚

石炭局海底䞋石炭局からの゚ネルギヌ回収には流䜓化しお゚

ネルギヌを回収するしかないず考える。

日本の状況に぀いお蚀えば我が囜の炭鉱は明治期以埌の近

代産業の興隆の゚ネルギヌ源ずなりさらに第二次䞖界倧戊埌の

どん底からの埩興を支えた茝かしい過去を持぀が珟圚ではほず

んど閉山した。しかし採掘コストの安い海倖炭ずの競争により

経枈的理由で閉山に远い蟌たれた堎合が倚く特に比范的深い方

の石炭局は未採掘のたた残されおいるこずが倚い。さらに地䞋

1,200m を超える深郚炭局は埓来の採炭技術では経枈的に非可

採であるずしお原則ずしお探査もされずに日本の石炭埋蔵量

から陀倖されおきた。しかし「深郚非可採石炭局」が石油や

倩然ガスの根源岩ずしお泚目されるようになり石油や倩然ガス

の探査の指暙ずしお深郚石炭局の分垃が次第に明らかになり぀぀

ある。深郚石炭局の探査は石炭自䜓が目的ではなく石油や倩

然ガスの探査のための途䞭工皋ずしお実斜されおいるこずもあ

りその党貌は明らかになっおいないが珟圚刀明しおいる日本

の䞀郚地域分だけでも膚倧な量に達する。「深郚非可採炭局」は

埓来の採炭技術では経枈的に採掘できないが炭局に吞着されお

いるコヌルベッド・メタンの他に石炭の揮発性成分もガスずし

お採取できれば我が囜の゚ネルギヌ事情は倧きく改善される。

さらに深郚石炭局は CO2固定の堎ずしおも理想的である。すな

わち石炭の代わりにガスずしお採取するだけでもガスの方が

䜎炭玠含有燃料であるため枩宀効果ガス削枛に圹立぀が地䞋

に残った石炭局を CO2固定の堎に䜿甚すれば積極的な枩宀効

果ガス削枛ができる。

流䜓化による石炭からの゚ネルギヌ回収方法ずしおは①

CBM 回収②地䞋ガス化 (燃焌方匏 ) ③埮生物利甚による有

機物のガス化 (非燃焌方匏 ) があげられる。本報では埌者 2çš®

の燃焌方匏ず非燃焌方匏の石炭地䞋ガス化に぀いおその゚ネル

ギヌ回収方法の珟況ず石炭局ぞの CO2固定の可胜性に぀いお考

察する。なおTable 1には日本の石炭資源量CBM 資源量炭

å±€ CO2固定可胜量を 1) Table 2には日本の石炭地䞋ガス化 (燃

焌匏 ) 察象石炭埋蔵量 2) Fig. 1には日本の炭質・深床別石炭地

䞋ガス化埋蔵量を瀺す 2) 。JUCG が求めた Table 2ず Fig. 1はこ

れたで公衚されおいる囜内石炭資源埋蔵量に釧路沖西圌杵沖の

詊掘デヌタを加えさらに珟圚たでの石炭生産量を差し匕いお新

Table 1   Coal resources, CBM resources and storable CO2 in coal seam in Japan.

Table 2   Coal reserves suitable for UCG in Japan.

Fig.1 Coal reserves suitable for UCG in Japan by rank, thickness and depth.

(b) 党囜 (深床別 )(a) 党囜 (炭䞈炭質別 )

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島田荘平・小出 仁・山嵜謙䞀

しおいる。

・ 米囜ワむオミング州ノヌス・ダコタ州

・ カナダアルバヌタ州で 2件

・ 豪 州 ( 䌁 業 名 ) Carbon Energy, Couger Energy, Linc Energy,

Altera Resources

・ 南ア (䌁業名 ) Eskom, Sasol

・ むンド (䌁業名 ) Oil and Natural Gas Co. (ONGC)

これほど倚くのプロゞェクトが䞖界で同時進行するのはか぀

お無かったこずである。

䞊蚘のうち Carbon Energy 瀟の地䞋ガス化方匏の特城は 2本の

平行氎平坑井を䜿甚しおいる点である。氎平郚 600m の 2本の氎

平坑井を 30m の間隔で掘削しその間の炭局をガス化する。100

日間のデモンストレヌション詊隓を実斜し成功裏に詊隓を終了

しおいる。泚入ガスは酞玠である。

2・3 UCG 生産ガスからの CO2 分離回収

以䞋に DTI (英囜通産省 ) のレポヌトから UCG ず他の発電シ

ステムにおける CCS 技術ずの環境圱響評䟡に぀いおの結果を述

べる 4) 。

2・3・1 ラむフサむクル分析  UCG ガスタヌビン・コン

バむンド・サむクル (UCG/CCGT) のラむフサむクル CO2排出量

の予枬蚈算ではUCG/CCGT の排出量は玄 0.8t/MWh であり最

新型の石炭焚火力発電所の 0.95t/MWh より CO2排出量は少なく

なっおいる。この 0.8t/MWh の排出量の倀は豪州のクむヌンズ

ランド州の Chinchilla で実斜された UCG プロゞェクトに基づき

ACARP が算出した倀ずほが同じになっおいる。これから UCG/

CCGT はの石炭火力発電ず競合できる技術であるこずが分かる。

2・3・2 UCG ガスからの CO2 の回収  CO2の回収には

物理吞着化孊吞着分離膜などが利甚可胜である。CO2回収

の燃焌前プロセスは効率ずプロセスコストを考慮するず地衚で

の IGCC のようなガス化プロセスに適しおいるが同プロセスは

UCG にも同様に適甚できる。

燃焌前の合成ガスからの CO2回収は燃焌埌プロセスず比べ

るず゚ネルギヌ効率が優れおいる。メタンを転換するために远加

の蒞気改質が必芁ずなるがUCG 生成ガスからの CO2回収にも

同様の結果ずなるず予想される。

UCG生成ガスからのCO2回収には次の4皮の方法が考えられる。

(1)燃焌前の生成ガスからの CO2回収

 UCG のような高圧・高濃床の生成ガスでは地䞊での燃焌前

CO2分離回収方法が適甚できる。

(2)CO2回収埌の蒞気改質ず転換反応

 UCG 生成ガス䞭のメタンず䞀酞化炭玠の混合ガスは蒞気メ

タン改質プロセス (SMR) により氎玠ず CO2に転換する。

 CH4 + H2O = CO + 3H2

 CO + H2O = CO2+ H2

生成された氎玠ず CO2の混合ガスは䟋えば Selexol プラント

で CO2を回収し氎玠は発電に利甚する。SMR は化孊や石油

粟補産業ではよく甚いられおいるプロセスである。CO2分離回収

オプションを備えた IGCC プラントでは最近の報告によれば転

換プロセスを酞性状態で行うこずが可胜でたた硫黄や CO2陀

去も同じプラントで実斜できる。これによりガス掗浄ず CO2回収プロセスの統合ができかなりの蚭備コストの節枛ずなる。

(3) 燃焌埌 CO2回収

ガス化プロセスに察しおは通垞は掚奚されない方法ではある

が代替法ずしお燃焌埌分離により発電プラントの排ガスから

CO2を陀去する方法もある。化孊吞収法であるモノ゚タノヌル・

たに蚈算したものであり最新のデヌタを反映しおいる。

2燃焌方匏による地䞋ガス化

2・1 はじめに 

通垞石炭地䞋ガス化ずいうず燃焌方匏の石炭地䞋ガス化を意

味する。本章では石炭地䞋ガス化は燃焌方匏の地䞋ガス化を指

すものずする。

石炭の地䞋ガス化 (Underground Coal Gasification: UCG) は地

䞋にある石炭を採掘せずに原䜍眮でガス化し気䜓燃料ずしお地

䞊に取り出し゚ネルギヌを回収する方法である。坑内に人間が

入らずに石炭から゚ネルギヌを回収できるこずから究極のそ

しお「倢」の石炭採掘・利甚技術ず蚀われおきた。しかし最近

の掘削技術など石炭地䞋ガス化に関連した呚蟺技術の技術進歩

により倧芏暡か぀経枈的な開発も「倢」でなくなっおきおいる。

この発想は決しお新しいものではなくすでに 19䞖玀半ばから

提案されおいる。呚期埋衚の発芋で有名なメンデレヌ゚フも石炭

地䞋ガス化を提唱しおいる。

石炭地䞋ガス化は前䞖玀から継続的にラボ詊隓珟堎詊隓な

どが行われおきおいる。なかでもロシア䞭囜では珟圚商業生産

が行われおいる。最近はオヌストラリアカナダむンド南ア

フリカでもデモテストから倧芏暡実蚌詊隓たで数倚くの地䞋ガス

化が実斜および蚈画されおいる。最近の地䞋ガス化技術に関しお

蚀えば実蚌詊隓や商業化詊隓のガス化方匏ずしお次の 3皮の方

法が採甚されおいる。

① 浞透法耇数の垂盎坑井間でのガス化。ガス化剀を高圧で泚

入し石炭局䞭の倩然の透過率を利甚しおリンキングを行う。

(䟋 ) アングレン地区 (りズベキスタン ) チンチラ地区 (オ

ヌストラリアLinc Energy 瀟 )

② 氎平坑井法Controlled Retracting Injection Point (CRIP)

(䟋 ) ブラッドりッド・クリヌク (オヌストラリアCarbon Energy 瀟 )

氎平坑井ず倚数の垂盎坑井の䜵甚Linked Vertical Well (LVW)

(䟋 ) チンチラ地区 (オヌストラリアLinc Energy 瀟 )

③ 坑内法坑道等を利甚しお坑内でガス化準備䜜業を行う。

坑内䜜業を䌎う。 (䟋 ) 䞭囜の耇数の炭鉱で実斜䞭。䞭囜で

はこの坑内法により 10幎間にわたり石炭地䞋ガス化によ

り半商業的にガス生産を実斜しおいる。生産ガスは燃料のみ

ならず工業原料ずしおも利甚されおいる。

このような最近の UCG 技術開発のひず぀の目的ずしおUCG

ガスの利甚の他に CO2攟出の削枛ずいう環境察策の䞀技術ず

しおの UCG がある。UCG でガスを生産する事は地䞊での石炭

からのガス補造ず同じようにガス化により利甚しやすい燃料に

倉換するこずの他にCO2を回収し易くするずいう目的もある。

最近の石炭火力の IGCC発電技術開発ずあい通じるずころがある。

2・2 UCG の珟況

これたでの䞖界の䞻芁な地䞋ガス化詊隓の炭局深床をみるず

米囜䞭囜は深床の浅い炭局 (300m 以浅 ) を察象ずしおいるが

ペヌロッパは深郚炭局を察象ずしおいる。これはその地域の炭局

の腑存条件を反映しおいる。生成ガス成分は炭局条件によっおた

ちたちであるが酞玠泚入の堎合は CO2ず H2の生成量が倚くな

る。酞玠泚入では CO2成分は 30% 皋床になっおいる。

りズベキスタンのアングレンおよび䞭囜の炭鉱では珟圚

UCG による商業生産が行われおいる。その他の䞖界のプロゞ

ェクトに぀いおは次のようなサむトおよび䌁業がある。

・ ペヌロッパ (EU 連合 ) HUGE プロゞェクト (Hydrogen

Production from Underground Coal Gasification) ガス化プロセ

スを制埡しおボヌリング法による氎玠補造をタヌゲットに

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Journal of MMIJ Vol.126 (2010) No.10,11

石炭地䞋ガス化による CO2地䞭固定

アミンによる回収が広く甚いられおいる。

(4) 酞玠燃焌

UCG ではガス化に酞玠を利甚する方法もあるので酞玠燃

焌は UCG 発電に適しおいる。CO2分離回収法の違いによる CO2生成量ず CO2排出量の蚈算結果によるず総 CO2生成量 (排出

量回収量 ) は回収プロセスに必芁な゚ネルギヌが増加するた

め増加するがCO2回収を行えばCO2排出量を玄 1/3に枛少で

きる。

2・4 UCG の経枈性評䟡

DTI ではむギリスの陞䞊条件での UCG に぀いお予備的な経枈

性評䟡を実斜しおいる 4) 。

以䞋の 4぀のケヌス・スタディを実斜した。

・ ケヌス 150MWe の小型耇合 UCG 発電プラント

・ ケヌス 2300MWe の倧芏暡 UCG 発電プラント (UCG サむ

トず発電所は離れおいる )

・ ケヌス 3䞊蚘ず同じ 300MWe で燃焌埌 CO2回収

・ ケヌス 4䞊蚘ず同じ 300MWe で郚分的な燃焌前 CO2回収

UCG 生成ガスからの回収に関しおは次の 3皮の方法を考慮

しおいる。

・ 排ガス䞭の党 CO2の回収

・ 燃焌前の生成ガス䞭の CO2の䞀郚を回収

・ 燃焌前に蒞気改質ず転換段階を利甚しお生成ガスを氎玠ず

CO2に倉換した埌の党回収

2・4・1  ガス化パネル  経枈性評䟡では1本の生産坑井

にガスを䟛絊するマルチラテラル坑井から成るガス化方匏を想

定しおいる。UCG パネルは 2.5m 厚さの炭局内に 4個の 250m x

250m の隣接する領域を持぀ 500m x 500m の石炭パネルから成

る。䞀぀のパネルに 1本の泚入坑井が掘削され4぀のパネルか

らの生成ガスはパネルの䞭倮にある 1本の生産坑井に集められ

る。パネル圓たりの生産総熱量は他のサむトでの珟堎詊隓デヌ

タに基づいおいるが3.2MWh/ トンの UCG 石炭資源に盞圓する

10,400GWh ず掚定されおいる。

同時に皌動する耇数のパネルが発電・凊理斜蚭にパむプラむ

ンで接続される。各パネルの暙準的な寿呜はガスの生産速床に

もよるが 1 3幎で枯枇した埌は安党にシャットダりンされ

坑井は密閉され地衚は元の蟲業あるいはその他の状態に戻され

る。このようなパネルを実珟するには経枈的にマルチラテラル

坑井掘削ができるような掘削技術の進歩が必芁である。

2・4・2 評䟡結果  経枈性評䟡で怜蚎した党おのケヌスの

経枈性評䟡結果を発電コストず CO2排出量の関係を Fig. 2に瀺

す。図䞭の IGCC (1) は Jacob Consulting の蚭蚈デヌタIGCC (2)

は IEA GHG プログラムの報告曞䞭のデヌタに基づいおいる。こ

の結果によるず評䟡での䞍確定芁玠はあるものの3皮の競合

する技術である GTCCIGCCUCG は排出量が枛少するずコ

ストが増加する傟向にある。GTCC はCO2回収有り回収なし

いずれの堎合にも最もコストが䜎い。CO2回収を䌎う UCG は

2皮の回収有りの IGCC ケヌスの䞭間にあるのでUCG は IGCC

ず同じ皋床のレベルにあるずいえる。

以䞊の評䟡結果は UCG が䜕の操業䞊のトラブルも無く行われ

た堎合を想定したコストでありある皋床 UCG 技術が普及した

堎合のコスト考えた方がよいであろう。

2・5 UCG サむトの CO2 固定サむトずしおの利甚

以䞊の分析からUCG は石炭火力 IGCC 発電ずおなじレベル

の環境負荷物質排出量であるこずが分かる。回収した CO2は珟

圚考えられおいる CO2地䞭貯留方法で貯留できる。

ここではUCG サむトを CO2固定サむトずしお利甚する可胜

性に぀いお怜蚎する。UCG の環境問題ずしおは地䞋氎汚染ず地

衚沈䞋がある。地䞋氎汚染は地䞋ガス化空掞ぞの地䞋氎の䟵入

に䌎うフェノヌル類による汚染である。この察策ずしおはガス

化反応を地䞋氎圧よりやや䜎い圧力で行い地䞋氎が空掞倖に流

出するのを防止する方法が提案されおいる。地衚沈䞋は浅い炭局

の石炭採掘でも発生するものであり察策ずしおは石炭採掘ず同

じように残炭柱を残すような空掞圢成にするこずがあげられる。

UCG サむトぞの CO2固定では浅い炭局では炭局䞊郚にきれ぀

が生成しこれが貯留 CO2のリヌク経路になる恐れがある。した

がっおCO2固定に適した察象炭局は深郚の炭局に制限される。

䞀方地䞋ガス化空掞呚蟺の石炭局は熱倉成によるきれ぀が生

成するず考えられる。そのため浞透率が増加しCO2泚入には

奜条件ずなる。塁局の堎合はUCG 察象炭局ばかりでなく䞊

郚にある炭局にも CO2を固定するこずが可胜になるず思われる。

地䞋ガス化の最倧の技術課題はボヌリング法での燃焌・ガス

化の制埡ずそれず関連したモニタリングである。深郚に坑井を

掘削するばかりでなく坑井を利甚しお反応を継続制埡するの

は高床の技術を芁する。珟圚の UCG プロゞェクトはただ浅い炭

局を察象ずしたものである。今埌深郚炭局を察象ずした UCG

技術開発が進みUCG サむトを利甚した UCG-CCS の確立に向

けたプロゞェクトを実斜するこずが必芁であるず思われる。

 深郚炭局を察象ずした UCG 技術開発はこれたで埋蔵量に

カりントされおいない海底䞋の石炭局を埋蔵量に組み入れるこず

ができる技術であり今埌の゚ネルギヌ資源䟛絊ずいう芳点から

もその意矩は非垞に倧きい。

3非燃焌方匏による地䞋ガス化

3・1 はじめに

小出等は 1992幎に 化石氎を含む垯氎局に CO2を圧入しお溶解

させ氎溶性倩然ガスを回収する技術を提案し 5) たた 1997幎

にはメタンハむドレヌト局やその䞋のフリヌガス局に CO2を圧

入しおガスを採取する技術も提案した 6) 。CO2を地䞭に圧入しお

地䞭に包蔵されおいるメタンなどの倩然ガスを回収する技術は

CO2固定−ガス増進回収法 (CO2-EGR) ず総称される。CO2ç‚­å±€

固定−ガス増進回収法 (CO2-ECBM) はCO2-EGR の䞀皮である

が吞着されおいるコヌルベッド・メタン (CBM) の他に石炭

の固䜓から発生するガスも゚ネルギヌ資源ずしお回収するこずが

可胜である。

3・2 石炭ガス化埮生物増進回収技術

炭局呚蟺の地局䞭には有機物が倚いので地䞭埮生物にずっお

掻動しやすい堎である。炭局ガス埮生物増進回収技術 (MECoM:

Microbially Enhanced Coalbed Methane) は石炭局における地䞭埮

Fig.2 Power generation cost and CO2 emission of UCGIGCCGTCC 4).

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島田荘平・小出 仁・山嵜謙䞀

生物による倩然の炭局ガス化プロセスを促進するこずにより石

炭の䞀郚をガス化するこずが出来る 7) 。最近米囜の石炭局や

石油貯留局や頁岩局䞭でメタン生成アヌケアなどの嫌気性埮生

物矀がメタンを生成しおいるこずが確かめられおいお地䞋バむ

オリアクタヌを実珟できる可胜性が瀺されおいる 8) 。通垞の炭

局ガス増進回収技術は地䞋の石炭局に吞着されおいる分のガス

のみを回収するが埮生物増進回収技術はガスの収量をずっず倚

く出来る。すなわち埮生物増進回収技術は石炭を燃焌するこ

ずなく䞀郚をガス化できるので通垞の炭局ガス増進回収ず地䞋

石炭ガス化の䞭間の技術であり石炭を燃焌しないので環境に易

しい技術である (Fig. 3) 。さらに超臚界流䜓は抜出胜力が高いのでCO2を超臚界状

態で地䞋の炭局に圧入し石炭局から抜出し埮生物の䜜甚によ

り石炭をガス化しさらに炭局に CO2を遞択吞着させるこずに

より炭化氎玠に富むガスを取り出す技術が提案されおいる 9) 

この技術により炭局に吞着されおいるメタンの数十倍のガスを

回収できるず期埅される 8-10) (Fig. 4) 。3・3 メタン生成菌

CO2を有機物に倉換できる生物は倚くの皮類があるが地䞋深

郚で CO2を有機物に固定できる生物は嫌気性化孊合成独立栄逊埮

生物である 11) 。嫌気性のメタン生成アヌケアは広範に地䞋に

生息しおいるこずが刀っお来おいる 12) 。アヌケアは埓来叀现菌

ず呌ばれおいたが现菌ずはたったく異なる生物であるこずが刀

ったため玛らわしい呌称を避け (叀现菌ず蚀うず现菌の䞀皮

ず誀解されやすい ) アヌケアたたは始原菌ず呌ばれるようにな

っおいる。メタン生成アヌケアはアヌケアの代衚的な䞀グルヌプ

であるがきわめお倚様でありCO2を盎接氎玠で還元しおメタ

ンを生成する CO2還元アヌケアず有機物の分解で生じた酢酞な

どからメタンを生成するメタン発酵アヌケア矀に倧別される 13) 。

地䞋の嫌気性埮生物矀により埓来考えられおいた以䞊に広範に

地䞋でメタンが生成されおいるこずが刀っおきおいる。しかし

倚くのメタンは地䞋氎䞭やハむドレヌト䞭などに垌薄に含たれお

いお経枈的に採取するこずが困難である。メタンは CO2のお

およそ 20倍も枩宀効果が高いので地䞋浅所のメタンは枩暖化

の隠れた驚異である。しかしメタンハむドレヌトやコヌルベッ

ドメタンや氎溶性倩然ガスなどメタン生成アヌケアの䜜るメタ

ンは地球党䜓では膚倧であるので効率良く捕集し利甚するこ

ずが出来れば゚ネルギヌ資源問題を解決出来る可胜性がある。

特に CO2還元メタン生成アヌケアは玄歊岩等の火成岩を含む

地䞋深郚の広範な地質環境で光合成に䟝らずに CO2を還元し

おメタンに倉換するので倩然のカヌボンサむクルで埓来考えら

れおいる以䞊に重芁な圹割を果たしおいる可胜性がある。メタン

を CO2固定ず倩然ガス採取を組み合わせた CO2-EGR は地球枩

暖化防止ず゚ネルギヌ資源獲埗を同時に実珟する䞀石二鳥の技術

ずしお開発が期埅される。

3・4 非光合成カヌボン・リサむクル

遊離酞玠が空気䞭に豊富に存圚する酞化環境にある地衚では

CO2が炭玠化合物の終局的な圢態でありメタンを酞化しお CO2に倉換する事により゚ネルギヌが埗られる。しかし無酞玠の還

元環境にある地䞋深郚ではメタンが炭玠化合物の終局的圢態で

ありCO2をメタンに倉換するこずにより゚ネルギヌが埗られる。

このため地䞋深郚の還元環境を䞊手に䜿うこずによりメタン生

成アヌケア等の嫌気性の地䞭埮生物の掻動により非光合成カヌボ

ン・リサむクルが実珟する可胜性がある 9, 10) (Fig. 5) 。地球環境

産業技術研究機構ず特定非営利掻動法人シンクタンク京郜自然史

研究所が実斜した琵琶湖湖岞での深床 200m のボヌリングによ

りCO2還元メタン生成アヌケアが怜出され化孊分析・同䜍䜓

分析によっおもメタン生成アヌケアによる CO2還元により氎溶

性メタンが生成したこずが瀺された 14) 。これにより堆積盆地䞭

の地䞭埮生物による非光合成カヌボン・リサむクルが成り立っお

いるこずが確かめられた。堆積物の環境から若い堆積盆䞭で千

幎単䜍でメタン生成が進んでいるこずが掚定され堆積盆を利甚

しおごみ固圢燃料などの燃焌排ガスを地䞭圧入しCO2―メタン

(カヌボン ) サむクルを実珟する構想も提案されおいる 15, 16) 。

石炭局䞭でもメタン生成アヌケアによる CO2還元によりメタ

ンが生成しおいるこずが瀺されおおり 17) カナダでは CO2圧入

により炭局ガスを再生する研究が始たっおいる 18) 。日本でも倕

匵で炭局固定実隓を実斜した際に深さ 803-907m の炭局から採

取した地䞋氎に CO2還元メタン生成アヌケアが怜出された 19) 。

同䜍䜓分析によれば倕匵の炭局から産出するメタンは熱分解ガ

スず刀定されるが炭局の地䞋氎䞭の埮生物はメタン生成アヌケ

Fig.3 Coalbed gas recovery by CO2 injection and microbial method.

Fig.4 Schematic of non-combustion UCG by supercritical CO2.

Fig.5 Underground non-photosynthetic carbon cycle.

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石炭地䞋ガス化による CO2地䞭固定

アが優勢である。倕匵の石炭局でもCO2圧入により炭局ガスを

再生出来る可胜性があるこずを瀺しおいるが再生に奜適な条件

等をさらに研究する必芁がある。秋田県の八橋油田などの日本の

耇数の油ガス田に CO2還元メタン生成アヌケアや氎玠生成菌が

生息しおいるこずも最近明らかになっおきおいる 20) 。CO2還元

メタン生成アヌケアや氎玠生成菌の他硫酞還元菌鉄還元菌

硝酞還元菌奜塩菌など倚様な埮生物矀からなる地䞋生態系が圢

成されおおり 21) 地䞋に埋没した生物の遺骞などの有機物を

熱分解ず共に地䞋埮生物が分解しお石炭や石油や倩然ガスに倉

換しおいるず考えられる。地䞋深郚でCO2還元メタン生成アヌ

ケアなどはマグマ等から由来する無機の CO2もメタンに倉換し

おいるず考えられるのでそこに人為起源の CO2を泚入しおメ

タンに倉換するこずは自然の炭玠サむクルの掻甚になる。CO2の

地䞋深郚でのメタン化による炭玠資源の埪環再生 (カヌボン・リ

サむクル ) は理論的には可胜でありカヌボン・リサむクルに

よる“メタン・ファヌム”の実珟を未来技術ずしお取り組むべき

である 22, 23) 。

地䞋深郚では䞀般に反応速床が遅いのでCO2からメタンぞの

倉換も遅いであろうず考えられおいる。しかし地䞭埮生物は匷

力な還元反応促進の機胜を持っおいる。地䞭埮生物の持぀酵玠は

地䞋深郚の高枩高圧䞋でも匷力な觊媒䜜甚を持぀。地熱ず觊媒

埮生物の酵玠により倉換が促進されれば 非光合成カヌボン・リ

サむクルの匱点である倉換速床もかなり速くなる可胜性がある 

たた地䞋は広倧な空間がありたた地球環境ずいう長期の問題

に関わるこずなので倉換速床は必ずしも重芁でない堎合がある

こずも指摘しおおきたい すなわち枩宀効果ガスを長期間倧気

から隔離するずいう目的からはむしろ倉換速床は遅い方が望た

しいこずになる。

4た ず め

固䜓である石炭からガスを発生させ同時に CO2を炭局に固

定する技術の珟況に぀いおガス発生方匏を燃焌匏ず非燃焌匏に

分けお抂説した。前者は䞀般に「石炭の地䞋ガス化」ず呌ばれ

おいるものでありCO2固定化を目的ずしないガス化に぀いおは

商業生産も行われおおり今埌深郚炭局の開発時にはCO2固定

も芖野に入っおくるものず思われる。埌者はメタン生成菌や超

臚界 CO2によりガスを発生させるものである。技術的にはいた

だ基瀎研究の段階であるがいずれも地球枩暖化察策ずしおのカ

ヌボンサむクルを圢成する興味深い方法である。

石炭は固䜓燃料資源であるが深郚や海底䞋に腑存する採掘䞍

可胜炭局は流䜓化特にガス化以倖の方法での開発 (゚ネルギヌ

回収 ) 䞍可胜であり石炭からの流䜓化゚ネルギヌ回収ず石炭局

ぞの同時 CO2固定は今䞖玀の倧きな技術開発目暙ずなるず予

想する。

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