TOEIC Newsletter - 国際ビジネスコミュニケーション協会

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TOEIC Newsletter ® November 2010 No.109 世界に活用が広がる TOEIC ® スピーキングテスト/ ライティングテストのすべて 特集 CONTENTS 特集 TOEICスピーキングテスト/ライティングテストのすべて TOEICスピーキングテスト/ライティングテストの活用の広がり…… 2 テスト開発機関ETS Interview………………………………… 3 韓国におけるTOEIC SWテストの活用 ………………………… 4 ・LGエレクトロニクス ・現代モービス ・ソウル瑞草区役所 Interview 『ビジネスコミュニケーションにおける日本人の英語力の課題と TOEIC SWテストの活用』 明星大学人文学部教授・教育学博士 田中宏昌……………… 8 TOEICスピーキングテスト/ライティングテストの概要 ……………… 11 概要/採点方法/テスト結果について Proficiency Level Descriptors (能力レベル別評価) 一覧表 …… 14 TOEICテストとTOEIC SWテストのスコア比較表……………… 16 【Data File】 データに見るTOEIC SWテスト ………………… 17 【Information】From TOEIC ……………………………… 18 TOEIC SWテストの特徴や 世界での活用状況について 伺いました Interview Mohammad Kousha Executive Director Global Channel Expansion Global Division Educational Testing Service ビジネスコミュニケーションで 求められる 英語力について伺いました 明星大学 人文学部 教授・教育学博士 田中宏昌 グローバル化が進み、海外企業とのやりとりだけ でなく、近年は海外拠点を含む社内での言語に英 語を使用する企業が増えています。なかでも口頭 でのコミュニケーションや発信力の重要性を挙げ る声が多くなっています。 また、教育現場でも国際的な環境でコミュニケー ションを図ることのできる人材の育成に力を入れ ています。 TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト は、こうした社会の変化を受け、英語でコミュニ ケーションをするために必要な、「話す」「書く」能 力を直接的に測定するテストとして開発されました。 今号では、世界でのその活用状況や韓国での活用 事例、テスト概要などについてご紹介します。

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TOEIC Newsletter®

November 2010 No.109

世界に活用が広がる

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストのすべて

特集

CONTENTS特集TOEICスピーキングテスト/ライティングテストのすべてTOEICスピーキングテスト/ライティングテストの活用の広がり…… 2テスト開発機関ETS Interview………………………………… 3韓国におけるTOEIC SWテストの活用………………………… 4・LGエレクトロニクス・現代モービス・ソウル瑞草区役所

Interview『ビジネスコミュニケーションにおける日本人の英語力の課題とTOEIC SWテストの活用』

明星大学人文学部教授・教育学博士 田中宏昌……………… 8

TOEICスピーキングテスト/ライティングテストの概要 ……………… 11概要/採点方法/テスト結果についてProficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)一覧表 …… 14TOEICテストとTOEIC SWテストのスコア比較表……………… 16

【Data File】データに見るTOEIC SWテスト………………… 17【Information】From TOEIC ……………………………… 18

TOEIC SWテストの特徴や世界での活用状況について伺いました

Interview

Mohammad KoushaExecutive DirectorGlobal Channel ExpansionGlobal DivisionEducational Testing Service

ビジネスコミュニケーションで求められる英語力について伺いました明星大学人文学部教授・教育学博士

田中宏昌

グローバル化が進み、海外企業とのやりとりだけでなく、近年は海外拠点を含む社内での言語に英語を使用する企業が増えています。なかでも口頭でのコミュニケーションや発信力の重要性を挙げる声が多くなっています。また、教育現場でも国際的な環境でコミュニケーションを図ることのできる人材の育成に力を入れています。TOEICスピーキングテスト/ライティングテストは、こうした社会の変化を受け、英語でコミュニケーションをするために必要な、「話す」「書く」能力を直接的に測定するテストとして開発されました。今号では、世界でのその活用状況や韓国での活用事例、テスト概要などについてご紹介します。

TOEIC Newsletter No.109 November 20102

日本では2007年1月にスタートしたTOEICスピーキングテスト/ライティングテスト(以下、TOEIC SWテスト)の活用は、日本と韓国を皮切りに世界に広がり、現在25カ国以上で実施され、受験者は年間約16万人(2009年1~12月)に達しています。ここでは、テストの開発元であるETSのインタビューや、韓国の事例を中心に、世界におけるTOEIC SWテストの活用についてご紹介します。

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストの活用の広がり

TOEIC SWテストは、国際的な職場環境において、

効果的に英語でコミュニケーションをするために必要

な、「話す」「書く」能力を測定するテストです。

TOEICテストを開発・制作する非営利テスト開発機

関であるEducational Testing Service(ETS)では、

国際的な環境におけるコミュニケーションで使われる

英語について数々の調査、検証を重ねてきました。そ

の中で、英語の利用が職場や日常生活の場でますます

拡大していること、それに伴いスピーキングとライティ

ングという能動的な能力を直接的に測定・評価する必

要性が高まってきていたことから、TOEIC SWテスト

は開発されました。

TOEIC SWテストは、現在、25カ国以上で導入が進

んでおり、多くの企業・学校において幅広く活用され

ています。

■世界最大の非営利テスト開発機関ETSが開発

ETSは米国ニュージャージー州プリンストンに本部

があり、設立されたのは1947年です。世界最大の非営

利テスト開発機関として知られ、スタッフは教育、心

理、統計、心理測定、コンピューターサイエンス、社

会学、人文科学の各分野でトレーニングを受けたエキ

スパートを中心に構成されています。ETSはTOEFL

やSAT(全米大学入学共通試験)、GRE(大学院入学

共通試験)など各種の資格試験や国家試験、適性試験

を含めた、米国における公共テストの大半を開発・制

作、実施しています。また教育分野における調査研究

など、幅広い活動を行っています。

日本

韓国

カナダ

アメリカ

ブラジル

メキシコ

コロンビア

コスタリカ

エクアドル

インドネシア

台湾

フィリピン

オーストラリア

インド

イギリス

中国

TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト 実施国・地域

フランス

ドイツ

シンガポール

イタリア

ルーマニア

ロシア

他 

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストのすべて特 集

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 3

TOEIC SWテストは、団体特別受験制度(InstitutionalProgram、IPテスト)を利用して世界中で受験することができます。また、公開テスト実施国は25カ国に上っています。テストの活用はアジア、ヨーロッパから北アメリカやラテンアメリカの国々に拡大しており、グローバル企業をはじめとする多くの企業・団体が、TOEICテストに加えてTOEIC SWテストを採用や配属、研修などさまざまな目的のために実施しています。今後数年間の私たちの目標は、ビジネスの現場におけるニーズの高まりに応えて、中東やアフリカの諸国を含めて、できるだけ多くの国々のできるだけ多くの人々にこのテストを提供できるようにすることです。

TOEIC SWテストの設計は、最新の英語習得理論と職場環境での英語の一般的な使われ方に基づいています。このテストの開発プロセスでは、コミュニケーションの手段として英語を頻繁に使う多くの企業・団体に対してさまざまな調査が行われました。さらに、パイロットテスト、ユーザーフィードバック、データ検証なども踏まえ設計を行っています。TOEICSWテストは、一般的な職場環境で行われるさまざまなコミュニケーション場面を取り入れており、こうした場面で実際に必要になる英語のスピーキングとライティングのスキルを正確かつ効率的に評価することができます。このようにTOEIC SWテストは、測るべき能力を高い妥当性をもって測定できるテストとなっています。この高い妥当性に加え、ETSでは、TOEIC SWテストの信頼性の高さを維持するため、採点でも厳格なプロセスを採用しています。TOEIC SWテストの解答は、ETSが開発した最先端技術に基づく安全なインターネットベースのシステムであるOSN(OnlineScoring Network)を通じて、ETSの認定を受けた採点者によって、独立性を保ち匿名での採点が行われます。重要なことは、このシステムこそが、“採点者”による最も信頼できる公正な方法での採点を可能としていることです。

TOEIC SWテストは、スピーキングやライティングの能力を幅広く測定します。したがって、興味がある人は誰でも受験することができます。しかし、受験者が話す・書く能力をより発揮するには、与えられたタスクや質問を理解するためにある程度のリスニングやリーディングの能力を備えている必要が

あります。人によってさまざまですが、TOEIC テストのスコアが400から500点以上の受験者であればTOEIC SWテストを受ける意味があるといえるでしょう。職場環境における英語コミュニケーションのタスクは広範囲にわたります。それを達成するには、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つのスキルをバランスよく身につけたコミュニケーターにならなくてはなりません。学習者は、これら4つのスキルを同時に高めていく必要があります。そして、その際にはそれぞれの能力を測定することが欠かせないことは言うまでもありません。

最も効果的な方法は明らかに、四六時中英語を使うような環境に身をおくことです。ですから、英語圏で生活する機会があれば理想的でしょう。一方で、身の回りにある教材を使って学習することも非常に役立ちます。それには教育的な教材である必要はなく、興味をもてるものなら何でも構いません。英語のテレビや映画を見てもいいし、外国人の友達を見つけて話してもいいし、本を読むのもよいでしょう。大切なのは、英語を書き、読み、話し、聞く機会を増やすことです。TOEICテストやTOEIC SWテストを受験したり、TOEICの公式教材を使って学習することも、実践的な英語を学ぶよい機会になるでしょう。たとえネイティブスピーカーではなくても、語学は、練習する機会が多いほど上達します。ですから、人前で話す機会はどんなものでも利用することが大事です。少数の人々の前であろうと、多人数のグループの前であろうと、あるいは一対一の会話であろうと、です。テストも同じです。テストで自分を試せば試すほど実力がつきます。 私たちは、一人ひとりが“ better communicator”となり、キャリアの階段を上っていくことにTOEICプログラムが役立つことを願っています。これこそが、30年以上にわたりTOEICテストが目指してきたことなのです。私たちはこれからも、そうした人々のパートナーとしての役割を果たし続けたいと考えています。

TOEIC®SWテストの特色と世界での活用状況

テスト開発機関 ETS Interview

Mohammad KoushaExecutive DirectorGlobal Channel ExpansionGlobal DivisionEducational Testing Service

初めに、TOEIC SWテストが現在、世界でどのように活用されているかお話しください。

TOEIC SWテストの特徴を教えてください。

総合的に英語力を向上させる方法についてアドバイスをお願いします。

受験するのに適したレベルはありますか?

TOEIC Newsletter No.109 November 20104

韓国では、グローバル競争力を高めるため英語力

の向上に取り組んでいます。

TOEICテストは現在、1,000を超える団体・企業に

おいて採用時や人事考課、教育成果の測定などに活

用されています。なかでも採用時の英語力の基準と

して用いる企業が多く、求める英語力は業種によっ

て異なりますが、平均700点以上が設定されています。

この基準に対応するため、公開テストでは就職を

目的とした受験者が全体の41.8%を占めています

(2009年)。少しでも就職を有利にしようと、より高

いスコアを目指して受験する姿が見られ、韓国の就

職ポータルサイト・ジョブコリアの調査によると、

今年度の4年制大学卒業者が企業に提出したスコア

の平均は769点でした。

このように英語力が必須のスキルとなりつつある

韓国では、近年、TOEICテストの活用に加え、実

用的な英語運用能力を重視して、TOEIC SWテスト

を活用する動きも目立っています。

特にTOEICスピーキングテストは500以上の企業

に導入され、新入社員の採用、人事考課、海外派遣

の選抜などに積極的に活用されています。

なかでも増えているのが採用や昇進時の活用で、

採用には約350の企業が活用しています。TOEICテ

ストで基本的な英語力を確認し、TOEICスピーキ

ングテストでは英語意思疎通能力を直接的に評価す

ることが目的で、スコアを参考資料として活用した

り、スコアに応じて加点する企業もあります。また、

韓国におけるTOEIC®SWテストの活用350以上の企業が採用時にTOEICスピーキングテストを活用

一部の企業では採用要件に一定レベル以上のスコア

を設定しています。

これらの動きに合わせて、TOEICスピーキング

テストの受験者も増加しています。2006年12月から

実施されているテストの受験者数は、2009年に15万

人を超えました。

2009年の公開テスト受験者全体の70.3%が就職を

目的に受験しています。その平均スコアは127点で、

これは受験者全体の8.7%を占める昇進目的の受験者

の111点を上回っています。

TOEICスピーキングテストは、公務員への活用

にも広がりを見せています。これは、韓国のグロー

バル化が進むにつれ、国内に居住する外国人の増加

により、外国語行政の需要が増し、直接・間接的に

英語を使う環境が増えているためです。

そこでTOEICテストを基本としながら、TOEIC

スピーキングテストを追加して実施する公務員組織

が増えており、採用時にスコア保有者を評価したり、

人事上で加点したり、研修成果の測定などに活用し

ています。

企業や団体で導入が進んでいるTOEICテストや

TOEICスピーキングテスト。具体的な活用事例は

次ページ以降にご紹介しています。

出典:韓国TOEIC運営委員会発行『TOEIC Newsletter Vol.55(2009年12月発行)、Vol.56(2010年2月発行)』

STX Group

Samsung Group

Company Name PositionHumanities, Business administration

Natural sciences or engineering

Humanities, Business administration

Natural sciences or engineering

All the department

All the department

Humanities, Business administration

Natural sciences or engineering

Humanities, Business administration

Natural sciences or engineering

TOEIC Speaking ScoreLevel 6

Level 5

Level 6

Level 5

Level 5

Level 5

Level 6

Level 5

Level 6

Level 5

国内のグローバル化が進み公務員にも英語力が重要に

KT Group

Hansol Group

Doosan Group

LG Electronics

韓国における採用時のTOEICスピーキングスコア活用例

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 5

現社員にスコアを求める一方、採用でも英語力

を重視しています。これまで書類選考時にTOEIC

スコアを求めていましたが、08年からはTOEICス

ピーキングスコアなど英会話テストの成績も追加

しました。TOEICスコアでは理工系600点、人文

系700点以上、TOEICスピーキングスコアは理工

系はレベル4、人文系はレベル5以上※を応募要件

としています。さらに、ネイティブスピーカーとの

英語面接を行って意思疎通ができる力があるかど

うかもみています。

このように人事制度にスコアを組み入れるとと

もに、社員教育にもスコアが活用されています。

LGインファ院では、LGエレクトロニクスの導入

に合わせて08年からTOEICスピーキングテストを

導入しました。

英語研修では、受講要件にTOEICスピーキング

スコアを設定し、スピーキング力の向上を中心に

指導をしています。そして、履修者に対して研修

の中間、修了時にTOEICスピーキングテストを実施

して研修成果を測定しています。この結果はLGエ

レクトロニクスの人事部にも伝えられ、活用できる

ようにしています。受講修了時のスコアを見ると

4週間の研修で平均1レベル半程度上がっており、

2レベル向上する履修者も出ているといいます。

全社をあげて英語力向上に取り組んでいるLGエ

レクトロニクス。同社はグローバル競争力を強化

するため、グローバル共通研修や、グローバル共通

語学評価システムの構築を目指しています。※現在は理工系レベル5、人文系レベル6以上となっています。

出典:韓国TOEIC運営委員会発行『TOEIC Newsletter Vol.50(2009年2月発行)、Vol.51(2009年4月発行) 』

外国籍社員の増加で英語がより重要にLGエレクトロニクスは2008年を英語公用語化元

年と定め、英語を社内共通言語と位置づけました。

グローバルな事業展開を進める同社従業員数は

約82,000人(09年2月現在)。社員を現地採用して

いるため、外国籍の社員比率が高まっており、09

年1月時点で66%が外国籍社員となっています。

このように社員構造が変化する中で、社員の英語

運用能力が課題になっていたとLGグループの人材

教育機関であるLGインファ院国際化教育グループ

次長のキム・サンハクさんは話します。

「海外に出て業務をする時、英語力が十分ではな

いために業務に支障や遅延が発生するようになり

ました。そして、外国人との業務を回避する動き

も出てくるような状況に至っていました」

こうした状況から英語公用語化が決定され、04

年から3つの段階を踏んで準備が進められました。

まず英語公用語化の実施を社内外に発表。04~

05年に既存資料の英語化、英文Eメールの奨励、06~

07年には試験的に一部の報告や会議を英語で実施、

08年には全社的に報告や会議を英語で行うことと

なりました。これに合わせて、社内の各種インフラ

の整備などが段階的に進められていきました。ま

た、社員の英語教育については100%会社で投資す

るという方針で取り組み、採用条件や昇格要件と

いった人事制度にも英語力を取り入れました。そ

の結果、英語力が必須であるという意識が社内に

根づいていきました。

TOEICスピーキングテストを人事制度に活用1人でも外国人がいれば英語を使うといった状

況において、特に重要となっているのがスピーキン

グ力です。そのため、同社では08年からTOEICス

ピーキングテストを導入しています。求めるレベル

についてキム・サンハクさんはこう話します。

「昇格基準としてレベル4以上を要求しています。

また、1,000人以上いる海外駐在員、海外勤務を希

望する場合にも同程度の水準を提示しています」

LGエレクトロニクス

LGインファ院国際化教育グループ次長キム・サンハクさん

英語公用語化を実施しグローバルな競争力を高める

TOEIC Newsletter No.109 November 20106

教育、リーダーシップ教育を実施しています。

そして、教育成果の測定にはTOEICスピーキン

グテストを活用しています。テストは動機づけのた

めに研修の2週前に行い、研修開始当日にスコア

を伝えて緊張感を与えているといいます。

さらに、2011年からは英語圏の海外駐在員に対

して年1回TOEICスピーキングテストの受験と、

6レベル以上のスコア取得を求める予定です。

人事評価へのTOEICスピーキングスコア導入を検討同社では採用および昇進要件にもTOEICテスト

やTOEICスピーキングテストを活用しています。

採用では応募者にTOEICスコアの提出などを求

めているとチョン・ヒウォンさんは話します。

「英語力を証明するものとしていくつかの英語の

テストを認めていますが、今年入社した社員93人

のうち84人がTOEICスコアを提出しました。基準

スコアは730点以上ですが、彼らの平均スコアは

867点で、昨年入社した社員より55点も高くなって

います」

また、スコアは社員の昇進時にも活用され、500

点未満の場合には昇進に影響があるといいます。

ただし、500点を超えるとその後は英語力に関する

制約がなくなります。そのため、長期的な語学力

強化を目的に、今後は基準の引き上げとともに

TOEICスピーキングテストのスコアを人事評価の

項目に加えることを検討しています。

さまざまな施策を進める現代モービス。これに

よって社員の語学力の向上が期待されています。

出典:韓国TOEIC運営委員会発行『TOEIC Newsletter Vol.58(2010年6月発行) 』

英語の継続学習を促す仕組みを構築1977年に現代精工として設立された現代モービ

スは、現代自動車グループの中心企業であり、韓

国で最大規模の自動車部品専門企業です。

国内のほか、中国、米州、ヨーロッパなど海外

に37の法人をもつ同社では、国内に約6,300人、海

外法人に約8,200人の社員が勤務しています。

同社ではグローバルビジネスの強化に向け、今

年から英語力向上への取り組みを大幅に拡大しま

した。社員の外国語教育に対する支援として、語

学教育プログラムを多様化させ、レベル別に受講

できる研修を差別化させました。同社人材開発チー

ムのチョン・ヒウォンさんはこう説明します。

「上級レベルはネットを利用したインタラクティ

ブな教育、中級レベルは集合研修、初級レベルは

Eラーニングで支援しています。毎月実施している

Eラーニングのほかは、受講に必要な英語レベルを

職級別に設定しており、例えば上級レベルの教育

の場合には、一般社員から課長まではTOEIC805

点、次長・部長級は705点以上としています」

このほか、海外と接する機会の多い部署で働く

TOEIC730点以下の社員には、新たに外国語集中

クラスの運営も計画しています。

こうして語学教育を充実させるとともに、学習

への意識を継続してもたせるために、スコア認定

について有効期間を設けることも検討しています。

「来年からTOEIC上位スコア取得者への動機づ

けとして、620点以下は2年、730点以上は3年、

870点以上は5年に有効期間を定める予定です」

とチョン・ヒウォンさんは話します。

また、英語圏への海外駐在員選抜基準や教育内

容への改革にも着手しています。

駐在員候補者に対する教育は、昨年までは派遣

の2カ月前までに対象者を確定して実施していま

したが、今年からは派遣6カ月前に実際に派遣す

る人数の1.5倍の派遣候補者を選び、オン・オフラ

イン教育で異文化、職務、語学教育を実施し、さ

らに選抜者を確定後にも4週間の職務および語学

現代モービス

現代モービス人材開発チームチョン・ヒウォンさん

英語力の向上を目標に語学教育、昇格要件などを改革

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 7

般職員が行うので波及効果があると思います」

TOEICスピーキングテストで英語力を把握職員への英語教育の中でも代表的な取り組みが

全職員を対象とする「職員基本研修」です。業務

後に毎日3時間、3週間実施しています。

この継続研修として、2009年からは英語レベル

の高い職員を対象に週末を含む5日間の短期研修

を開始しています。ここでは1日8時間、会話中

心の授業を受講します。

また、レベル別の会話研修も運営しています。

4つのレベル別に、1回90分の授業を業務後に週

2回、3カ月間実施しています。

こうした英語教育を行いながら、2009年11月に

はTOEICスピーキングテストが実施されました。

「英語力の確認が実施の目的です。成績優秀者を

表彰するほか、テスト結果は人事の参考資料とし

ても活用し、成績優秀者は海外関係部署に優先的

に配置したり、海外視察に同行させる予定です」

とイ・デソンさんは話します。

また、テスト結果は、翌年の研修計画を立てる

ときの参考資料としても活用されています。

TOEICスピーキングテストは今後も毎年実施し、

職員の英語力向上に役立てる計画です。

出典:韓国TOEIC運営委員会発行『TOEIC Newsletter Vol.55(2009年12月発行)』

外国語の行政サービス需要が増加ソウル市瑞草区は、京釜高速道路の入り口に位

置する交通と物流の中心地です。大企業の本社や

研究所も多く、文化・芸術施設も充実しています。

現在、約1,300人の公務員が勤務する瑞草区では、

ソウル市の各区の中で最も公務員の英語力向上に

力を入れているといいます。理由は、区民40万人

のうち外国人居住者が6,000人に達し、グローバル

行政サービスへの需要が増えているためです。

特に、英語整備事業を推進するEPS支援チーム、

国内外の姉妹都市締結事業や業務協約締結などを

担当する対外協力チーム、専門の英語力が必要な

業務のために2009年11月に新設された国際チーム

で英語力を使う機会が高まっています。

同区ではこうした外国人居住者の増加を受け、

“英語特化都市”を掲げて整備を進めています。

その施策として、公務員のみならず、区民の英

語意識を高めるために英語学習センターを4カ所

に設置しています。

また、飲食店や病院/薬局、不動産会社など英語

での応対が可能な124業者を選定し、外国人のため

の英語総合案内書「Life in Seocho」を発刊した

り、区役所ホームページでは12の外国語でサービ

スをしています。

そして、区の職員に対しては、グローバル行政

サービスのための「外国人応対マニュアル」を作

成するとともに、英語集中研修と英語幹部会議を

実施しています。英語幹部会議の目的を同所教育

電算課主任のイ・デソンさんはこう話します。

「区長の発案で2007年下半期から、各期に一度

実施しています。実施の理由は幹部も英語に取り

組んでいる姿を見せるためです。資料の準備は一

ソウル瑞草区役所

ソウル瑞草区役所教育電算課主任イ・デソンさん

“英語特化都市”を掲げ区をあげて英語力向上に取り組む

中国におけるTOEIC SWテストの活用

アジア地域の中で急速にグローバル化が進む中国でも、TOEIC SWテストの活用は広がっています。例えば、中国最大手の自動車パーツ製造企業グループであ

るWeichai Power Co.,Ltd.では、在職者179人にTOEICテス

トを、100人にTOEIC SWテストを実施しました。中国企業として初めて香港のH株市場に上場し、中国国内のA株市場にも上場している同社では、上場企業として、企業内での職位等級を定めるにあたり、その基準にテスト結果を活用しています。

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストのすべて特 集

ビジネスコミュニケーションにおける日本人の英語力の課題とTOEIC® SWテストの活用

企業活動のグローバル化とともに、英語のコミュニケーションスキルは重要性を増しています。その中で、日本人の英語力には近年、どのような課題が見られるのでしょうか。また、課題解決に向けTOEIC SWテストのどのような活用が考えられるのでしょうか。グローバルビジネスの現場における英語でのコミュニケーションを研究するかたわら、企業内研修プログラム開発のコンサルティングを行う明星大学人文学部教授の田中宏昌先生にお話を伺いました。

Interview

TOEIC Newsletter No.109 November 20108

――英語コミュニケーションの現状と、その中で

日本人ビジネスパーソンに見られる課題について

教えてください。

ビジネスコミュニケーションは、手紙やFAXを

使った方法から、近年、テレビ会議やEメールへと

移ってきています。Eメールでは素早い返信が求

められるなど、手紙に比べてより会話に近いです

から、その意味ではコミュニケーションにもスピー

ドが求められているといえるでしょう。

ビジネスミーティングなどにおいて、日本人は準

備していないことをその場で発言することが苦手

であったり、発言が遅れるという傾向があります。

会議での発言を時系列で見ると、例えば、2時間

の会議では1時間40分経過した時点から発言が多

くなるなど、後半に発言数が増えていくという特

徴が私の研究データから見て取れます。

また、相手の発言を肯定しながら話し始めるの

も日本人に見られる傾向の1つです。「そうですね」

と言って話者を交代しているのに、最後の方になっ

て「でもこれは……」と否定や訂正の内容へと持

論が変わってしまうことが多いのです。

このように会議の席でなかなか発言しなかった

り、発言しても短い発言が多く、また議論の展開

が肯定から入って否定してしまうために、日本人

は相手に信頼感をもってもらえなかったり、せっ

会議で主導権をもち会話をリードしていけるような力が求められている

かくよい意見を言っても説得力がなく意見が通り

にくいという状況を作ってしまっているのです。

これは英語能力の高い人にも見られる傾向です。

――そうしたことでは、国際競争が増す中で日本

は存在感を示せなくなってしまうということですね。

近年、国際的な会議を見ていると、いかにニー

ズや懸念など、相手の考えていることを早めに引

き出すか、自社にとって有利な情報を出して相手

に意識づけをするかが重要となってきています。実

際、私はグローバルな経済活動を行っている企業

などの研修プログラムの開発をしていますが、最

近では、会議で主導権をもち引っ張っていける力

の養成へと要望がシフトしてきています。

先ほど、日本人は会話が遅れるというお話をし

ましたが、ビジネスコミュニケーションにおいて、

相手の発言に返答するまでにかかる時間は、欧米

人同士では最大でも2秒であるのに対して、日本

人は4秒以上の間が空くことが頻繁です。中には

8秒以上空く例もあるほどです。

そういった日本語での会議の間の感覚をもって

いては、黙っている隙に他の人が話し始めてしま

い、いつまでも会話の主導権はとれません。

――間を空けずに会話をつなげていくために、ど

のような技術を身につけていくとよいのでしょうか。

例えば、日本語の「えーと」や「あのー」などに

相当する、“Ah”や“well”などのフィラーは間を

空けずに話をしていく代表的なストラテジーの1

明星大学 人文学部 教授・教育学博士 田中宏昌

明星大学人文学部教授・教育学博士

田中宏昌

立教大学経済学部卒、テンプル大学教育大学院博士課程修了。専門分野はビジネス社会における英語でのコミュニケーションの研究。1999年から2001年まで、NHK教育テレビ「英語ビジネスワールド」の講師を務めたほか、国内外の企業や団体で、組織開発や社内研修プログラム開発のコンサルティングを行っている。共著に『新TOEICテスト「倍速」スピードリーディング』『参加する英語ミーティング』『InternationalManagement and Language』。

トレーニングになると思います。問題を見て、制限

時間の中で瞬時に考えをまとめ、ストラテジック

に述べる力の養成にもつながるでしょう。

日本人は、よりよい人間関係を築くための英語

が苦手であることも大きな問題の1つです。ビジ

ネスの場では会話ができるのに、例えば食事の席

で何を話したらいいのか分からない、パーティ会場

で「あなたのプレゼンテーションはすばらしかった」

と言われても、“Thank you.”で終わってしまって

会話が続かないといったことが課題となっている

のです。そうした場合も、プレゼンに至った経緯を

話すなど、会話を続ける方法はあります。

TOEIC SWテストは実際的なコミュニケーショ

ンを想定して作られていますから、会話の展開を

意識するのにも役立つのではないでしょうか。

――TOEICライティングテストはいかがですか?

実際に文章を書かせるテストですので、文書作

成の基本や、時間内に必要な情報を適切に伝える

ことができるかを確認できます。

文書の作成ではどのワードをチョイスするかは

難しいものです。例えば、「私が思うに我が社のエ

ンジニアは非常に経験を積んでいますので…」と

いうことを伝えたい場合に、“I think…”と使って

しまいがちですが、この場合、確信を示す“I'm

convinced…”を用いた方が相手を説得するには

適しています。実際の場面を想定したテストを活

用することで、そうした状況に合った文章が書け

るよう指導することも可能だと思います。

――そのほかTOEIC SWテストは企業の中でどの

ように活用ができるとお考えでしょうか。

TOEIC SWテストは何かを聞いたり、読んで、

英語で発信するものですから、そういう意味では、

英語を使って仕事ができるかを推測するテストと

しての妥当性も高いのではないでしょうか。

より具体的な活用案としては、即時に反応し、

的確に指示を与えたりする能力を備えているかも

見ることができるので、管理職登用の基準に向い

ていると考えます。

また、海外派遣要員など、すぐに英語でコミュ

ニケートしなければならない人材の選抜にも

TOEIC SWテストで直接的に話す力と書く力を測

定するのが有効ではないかと考えられます。

つです。また、相手が話した内容を理解していて

も、「もうちょっと詳しく説明してくれませんか」

ともう一度説明をさせながら、その時間を使って

考えるなどの会話ストラテジーがあります。

相手に説明をしてくれるように促したりする方

法をエンテイルメントといいますが、これは会話を

引っ張っていくという意味でも重要なポイントに

なります。また、「日本人はどうしても理由から話

して結論が最後になってしまいます」というように、

相手と自分たちの違いを明らかにしながら話を進

めていくメタセオリー的な会話なども、会話を進

める上で重要な要素となります。

――発言が遅いなどの日本人が抱える課題を教え

ていただきました。この解決のためにTOEIC SW

テストはどのように活用できると思われますか。

TOEIC SWテストは、設問に対して自らの考え

を発信していかなければなりません。スピーキング

テストであれば、何を話そうかと考え込んで黙っ

ていては評価されませんから、間を空けずに話す

即時的な発信能力の養成にTOEIC SWテストは活用できる

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 9

同様に学校でも、特に留学から帰ってきた学生は

現地で英語を話したり、書いたりすることを経験して

きていますから、TOEIC SWテストであれば留学

効果がより適切に測れるのではないかと思います。

――いま企業の多くが、英語学習は自己啓発を基

本としています。一方で思うような効果が出てい

ないという課題もあるようですが、どのように取り

組んでいったらよいとお考えでしょうか。

企業が望むような成果が出ない理由の1つに、

社員の多くが英語が必要となる将来を実感してい

ないことが考えられます。常態的に忙しい会社だ

と、社員は自分の将来が見えてせいぜい3年程度

です。ところが企業では7年後くらい先を見て教

育訓練を考えたりしていますから、社員は「なぜ

忙しいのに勉強しなきゃいけないのか」となり、企

業では「必要になるのに社員が取り組まない」と

いうようにギャップが生まれてくるのです。

いま英語を社内公用語化する企業が出てきてい

ますが、そうした社内で英語を使用する頻度を高

めることは英語力を意識づけるよい方法の1つだ

と思われます。英語公用語化を導入した当初は一

時的に生産性が下がるかもしれません。しかし、

使用せざるを得ない環境を構築すれば、どんどん

英語を使う機会が増えていき、社員の意識も高ま

ることで全体的な英語力が向上し、結果として、

企業の成長につながっていくと思われます。

――学校教育では、来年度より小学校で外国語が

必修化されます。コミュニケーション能力の養成

は早い段階から取り組むのがよいと思われますか。

そうですね。間違うことへの抵抗が少ない小学

生の段階から英語教育を取り入れるのは良いこと

だと思います。

私は、大学生に外国人留学生と協力しながら小

学生に英語を教えるプログラムを行っており、日

本人と台湾人の小学生の混合のクラスにしたこと

があるのですが、数日もすると日本語でも構わず

話しかけたり、一緒に遊んだりする光景が見られ

ました。小学生はすでにコミュニケーションの素地

世界共通語としての英語がスタンダードの時代に

を備えていると思います。

反対に、問題となるのは中学生以上です。間違

えることを恐れて話さない子が多くなってきて、特

に大学生になるとそれが顕著です。そこで本学で

は毎年1年生に対しては、まず間違ってもいいか

ら積極的に話させることから始めています。例え

ば、「ユリ子はサナエよりも身長が5センチ高い」

「アヤはサナエよりも3センチ低い」のような、それ

ぞれ異なる情報が書かれたカードを配り、各自が

情報を出し合って、「背の高い順に並べる」といっ

た問題を解かせながら話すことへの抵抗をなくす

ようにしています。

間違うのを恐れずに話すことへの壁を取り除く

には、具体的な目的を達成するために英語を使う

環境を与えることがよい方法であると考えます。

まずは“get the job done”です。

まず英語を使わせ、もっと自分の言いたいこと

を相手に伝わるようにするにはどう話せばよいの

かと考えさせ、そして学習に向かわせていけば、英

語力の伸びが図れるのではないかと思います。

――最後に、これから求められる英語力について

お考えをお聞かせください。

David Graddolという研究者が1997年に出版し

た著書の中で、「ネイティブスピーカーの英語がこ

れからの時代の共通語になるだろう」と書いてい

ます。しかし2006年には、「もうネイティブスピー

カーの英語の時代は終わった。今や英語を使って

交わされる会話の大半はノンネイティブスピーカー同

士のものだ」と記しています。この考えを裏づける

ように、先日出席した海外の学会では、イギリス

人がどうノンネイティブスピーカーの英語に対応

するかに悩んでいるといった研究が発表されてい

ます。

もはやイギリス英語やアメリカ英語などといっ

た枠組みは関係なく、国際語としての英語が求め

られているわけです。英語を指導する方はそうし

た社会のニーズを認識することが必要です。

今後10年で英語はまた変わるかもしれません。

変化するとすれば、私は世界の人口の約60%を占

めるアジアから新たな動きが出てくるのではないか

と予想しています。いずれにしても英語は世界共

通のコミュニケーション言語としての役割を増し

つつ、さらに変化していくでしょう。

TOEIC Newsletter No.109 November 201010

0~3

0~3

0~5

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 11

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストの概要

問題、Eメール作成問題など3つの問題形式で、

8つの設問があります。結果はどちらのテストも

0~200点のスコアで10点刻みで評価されます。

TOEIC SWテストは、筆記試験ではなく、インター

ネットを介してパソコン

を使って行われます。受

験者はヘッドセットを装

着し、音声を録音したり、

文章を入力して解答して

いきます。

TOEIC SWテストは、国際的な職場環境におい

て、効果的に英語でコミュニケーションをするた

めに必要な、「話す」「書く」能力を直接的に測定す

るテストです。TOEICスピーキングテストと、

TOEICライティングテストの2つのテストで構成

されており、TOEICテスト(リスニング、リーディン

グ)とは別に実施されます。

TOEICスピーキングテストは、音読問題、応答

問題など6つの問題形式からなり、11の設問があ

ります。TOEICライティングテストは、写真描写

「話す」「書く」能力を直接的に測定

TOEIC SWテストは、企業や学校などの団体で以下の2つの制度によりご受験いただけます。

公開テスト団体一括受験申込TOEIC SW公開テストの受験の際に、団体のご担当者が社員や学生の受験申込をまとめて管理できる制度です。1試験日につき午前・午後あわせて5名以上の申込者がいる場合、ご利用いただけます。テストは(財)国際ビジネスコミュニケーション協会が定めた日時・場所においてご受験いただきます。

団体特別受験制度(IP:Institutional Program、IPテスト)受験される団体のご都合にあわせて任意に日時・場所を設定し、ご受験いた

だける制度で、5名以上の申込者がいる場合、ご利用いただけます。IIBCテストセンター(東京都千代田区)実施、モバイル実施の2種類の実施形態から選択していただけます。

詳しくは企業・団体・学校のご担当者向けサイトをご参照ください。

http://www.toeic.or.jp/corpo/guide/sw/

TOEIC SWテストの団体での受験について

申込方法、サンプル問題などTOEIC SWテストに関する詳細は、TOEIC SWテスト公式ホームページをご覧ください。

http://www.toeic.or.jp/sw/

■受験料9,975円(うち消費税等475円)

■試験実施月毎月1回(土曜または日曜)、午前・午後に1回ずつ実施

■受験地全国主要都市(東京・名古屋・大阪など)

■申込方法インターネット申込

TOEIC SW公開テスト受験方法

TOEICスピーキングテストの問題形式 ●問題数:計11問 ●テスト時間:約20分

Read a text aloud(音読問題)

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準

2 各問45秒(準備時間各45秒)

アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する

・発音・イントネーション、アクセント

Express an opinion(意見を述べる問題) 1 60秒

(準備時間15秒)あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる 上記の事柄すべて

Respond to questions(応答問題) 3 15秒または30秒

(準備時間なし)身近な問題についてインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える

上記の事柄すべてに加えて・内容の妥当性 ・内容の完成度

Respond to questions using information provided

(提示された情報に基づく応答問題)3 15秒または30秒

(準備時間なし)提示された資料や文書(スケジュールなど)に基づいて、設問に答える 上記の事柄すべて

Propose a solution(解決策を提案する問題) 1 60秒

(準備時間30秒)メッセージなどを聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する 上記の事柄すべて

Describe a picture(写真描写問題) 1 45秒

(準備時間30秒) 写真を見て内容を説明する 上記の事柄すべてに加えて・文法 ・語彙 ・一貫性

採点スケール

0~3

0~5

0~3

TOEICライティングテストの問題形式 ●問題数:計8問 ●テスト時間:約60分

Write a sentence based on a picture(写真描写問題)

内容 問題数 解答時間 課題概要 評価基準

5 5問で8分 与えられた2つの語(句)を使い、写真の内容に合う1文を作成する

・文法・写真と文章の関連性

Write an opinion essay(意見を記述する問題) 1 30分 提示されたテーマについて、自分の意見

を理由あるいは例とともに記述する・理由や例を挙げて意見を述べているか・文法 ・語彙 ・構成

Respond to a written request(Eメール作成問題) 2 各問10分 25~50語程度のEメールを読み、返信

のメールを作成する・文章の質と多様性・語彙 ・構成

採点スケール

0~3

0~5

0~4

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストのすべて特 集

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストの採点方法

TOEIC Newsletter No.109 November 201012

採点の信頼性を高めるオンライン・スコアリング・ネットワーク

の採点者が1つのテストの別々のパートを採点す

るようになっています。

採点者には、採点するとき受験者情報は一切知

らされません。これはハロー(Halo)効果(後学

効果)と呼ばれる、採点者が先入観によって無意

識のうちに陥りやすい不適切な評価を防ぐためで、

採点者は受験者のバックグラウンドや他の設問の

正答率も分からない状態で採点をしていきます。

こうした採点法により、TOEIC SWテストでは

各設問の採点の独立性が保たれるとともに、スコ

アの客観性と信頼性が確保されています。

TOEIC SWテストでは、採点の品質を維持する

ために、現時点ではコンピューターによる採点で

はなく、全解答を人間が採点する方式としていま

す。そのため、ETSでは採点用にオンライン・スコ

アリング・ネットワーク(OSN)と呼ばれるインターネッ

ト上のシステムを開発しました。

OSNには各受験者の解答がすべて送られます。

そして、解答はETSの認定を受けた採点者にラン

ダムに割り振られ、採点者がOSNにアクセスして

採点していく仕組みです。その際、1人の採点者が

1つのテストのすべてを採点するのではなく、複数

採点者の管理を徹底し、採点のクオリティーを維持

トやガイドラインを学んでいきます。

こうした教育を受けるとともに、OSNの採点精

度維持のために、採点者は採点を始める前に必ず

カリブレーション(基準化)テストにより採点基

準を一定に保つためのチェックを受けます。この

テストで、もし2回採点を間違えると、その日は

採点することができません。また、採点途中でも

ランダムに選ばれた採点者を対象にスポットカリブ

レーションが行われ、採点精度がチェックされる

など、徹底した品質管理が行われ、採点の正確性

が維持されています。

テスト結果の信頼性・一貫性を維持するために

採点者の管理は厳格に行われています。

採点者は、役割に応じていくつかの階層に分け

られ、複数階層で採点品質をモニターできるよう

な仕組みになっています。さらに、採点期間は週

末・夜間も含め、ETSの専門チームが待機します。

採点者の採用にも厳しい基準が設けられていま

す。採点者にはオンラインの個別指導プログラム

を通じてきめ細かな訓練がなされるほか、スコアリ

ングリーダーになると、ETSキャンパスで年数回

実施される集合研修に参加し、採点指導のポイン

採点のクオリティー維持

採点前にもテストを受けて合格しなければ、その日は採点をすることができない

5. Calibration Test(事前の採点適性チェック)

6. 採点(Scoring leaderによるモニタリング)

Scoring leader(採点者のリーダー)

採点者 採点者

統計の専門家

7. 採点結果の分析・検証

ETS

採点者の選抜

学歴や英語教育経験等を考慮して書類審査

日本試験会場管理用PC

1. 応募

オンラインで集中的にトレーニング(各問題ごと)アメリカ

2. トレーニング

トレーニングを受けた問題の採点のテストを受ける

3. テスト 4. 合格者のみ採点者として登録

採点結果

採点の中止、再教育 分析、検証

ETS

④採点

⑤スコア

③受験者の解答

②受験者の解答

①問題 download

OSN:Online Scoring Network ETSの採点クオリティーマネジメント

TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテストのテスト結果について

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 13

ベル別評価)として、TOEICスピーキングテスト

では8段階、TOEICライティングテストでは9段

階で表示されます。さらに、TOEICスピーキング

テストにおいては、Pronunciation(発音)、Into-

nation(イントネーション)とStress(アクセン

ト)についての評価もそれぞれ3段階で表示され

ます。

TOEIC SWテストの公式認定証には下記の内容

が記載されています。

また、Proficiency Level Descriptorsの詳細に

ついてはP14~15をご参照ください。

TOEIC SW公開テストでは、テスト終了後、30

日以内に「Official Score Certificate(公式認定

証)」が各受験者宛に発送されます。また、お申し

込みの際に、「テスト結果インターネット表示:利

用する」をご選択いただくと、テスト結果を公式

認定証の発送予定日よりも約1週間早くインター

ネットでご覧いただけます。

公式認定証にはTOEICスピーキングテスト/ラ

イティングテストの各スコアが0~200点で表示さ

れます。スコアは10点刻みです。また、スコアを基

にした評価がProficiency Level Descriptors(レ

Official Score Certificate(公式認定証)のサンプル

※この公式認定証は公開テストの受験者のみに発行されます。団体特別受験制度(IP:Inst i tut iona l Program)のスコアレポート(個人成績表)は内容・デザインが異なります。

公式認定証の読み方公式認定証の上部には、①試験当日に撮影した受験者の写真、②ローマ字氏名、③受験番号、④生年月日、⑤試験実施日、⑥試験時間、⑦TOEICスピーキングテスト/ライティングテストの各スコア(各スコアは0点から200点で、10点刻みの表示)が印刷されています。これらの受験者データやスコアが記載されている部分は切り取って、企業・学校などの団体にご提出いただくことが可能です(上部のスコア部分のみの提出が求められるか、下部の評価部分も含めての提出が求められるかは、企業・学校などの団体によって異なります)。

Proficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)スコアをもとにした評価がTOEICスピーキングテストでは8段階、TOEICライティングテストでは9段階で表示されます。これらの能力レベル別評価は、同様のスコアを取得した人々にほぼ共通する、スピーキングとライティングの一般的なスキルや言語運用能力を表しています。評価内容は、スピーキング能力とライティング能力の強みと弱点を理解するのにお役立てください。各レベルの評価内容は、P14~15をご参照ください。

さらに、TOEICスピーキングテストにおいては、英文を音読する際のPronuncia t ion(発音)のわかりやすさ及び意味を伝達するために、Intonat ion(イントネーション)とStress(アクセント)が効果的であるかどうかが3段階で評価されます。各レベルの評価内容は、P14の一覧表をご参照ください。Intonat ionとStressとは聞き手に意味を伝えるために強調すべき部分、間の取り方、音の高低を使用する能力のことを示します。

① ②

③ ④

⑤ ⑥

■TOEIC®テスト回 数

第160回

第161回

第162回

試 験 日

01月30日(日)

03月13日(日)

05月29日(日)

申込期間

11月 1日(月)~12月06日(月)

1月 4日(火)~ 1月31日(月)

3月 1日(火)~ 4月18日(月)

結果発送予定日

03月01日(火)

04月12日(火)

06月28日(火)

※1 「申込書」を使用した場合の申込期間です。インターネットでの申込期間は公式ホームページでご確認ください。

■TOEIC Bridge ®

回 数

第38回

第39回

試 験 日

03月06日(日)

06月05日(日)

申込期間

12月21日(火)~ 2月02日(水)

4月 1日(金)~ 5月09日(月)

結果発送予定日

04月08日(金)

07月08日(金)

試 験 日

12月 5日(日)10:00/14:00

1月16日(日)10:00/14:00

結果発送予定日申込期間

1月 4日(火)

2月15日(火)

11月 1日(月)10:00~

11月19日(金)正午12:00

12月13日(月)10:00~

12月28日(火)正午12:00

■TOEIC®スピーキングテスト/ライティングテスト

※2 個人でお申し込みいただく際の申込期間です。団体一括受験申込での申込期間は公式ホームページでご確認ください。

公開テストスケジュール

インターネットによる受験申込とテスト情報など、各プログラムの詳細については、公式ホームページまで http://www.toeic.or.jp

※1

※1 ※2

TOEIC Newsletter No.109 November 201014

一般的に、レベル8に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。意見を述べたり、複雑な要求に応えたりする際の話の内容は大変わかりやすい。基本的な文法も複雑な文法もうまく使いこなし、正確で的確な語彙・語句を使用している。また、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。発音、イントネーション、強調すべき部分がいつも大変わかりやすい。

Proficiency Level Descriptors(能力レベル別評価)一覧表

一般的に、レベル7に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。・発音、イントネーションにわずかだが問題があり、話すとき、躊躇することがある・複雑な文法構造を使うときにいくつか誤りがみられることがある・不正確な語彙・語句の使用がいくつかみられることがあるまた、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。書かれたものを読み上げる際の英語は大変わかりやすい。

一般的に、レベル6に該当する受験者は、意見を述べたり、複雑な要求に対して、適切に応えることができる。しかしながら、少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。これには、以下の理由が考えられる。・話さなければならないとき、発音がはっきりしない、またはイントネーションや強調すべき部分が不適切である・文法に誤りがある・使用できる語彙・語句の範囲が限られているまた、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい。

一般的に、レベル5に該当する受験者は、ある程度、意見を述べる、または複雑な要求に応えることができる。ただし、応答には以下のような問題がみられる。・言葉が不正確、あいまい、または同じ言葉を繰り返し述べている・聞き手の立場や状況をほとんど、またはまったく意識していない・間が長く、躊躇することが多い・考えを表現すること、またいくつかの考えを関連づけて表現することに限界がある・使用できる語彙・語句の範囲が限られているまた、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。書かれたものを読み上げる際の英語は概ねわかりやすいが、自らが考えて話をするときは、発音、イントネーション、強調すべき部分に時々誤りがある。

一般的に、レベル4に該当する受験者は、意見を述べる、または複雑な要求に応えようとするが、うまくいかない。1つの文のみ、または文の一部分のみで応答することがある。このほかに、以下のような問題がみられる。・回答がとても短い、または長くてもほとんどの部分が理解しにくい・聞き手の立場や状況をほとんど、またはまったく意識していない・発音、イントネーション、強調すべき部分に常に問題がある・間が長く、躊躇することが多い・語彙・語句が非常に限られているまた、ほとんどの場合、質問に答えることも、基本的な情報を提供することもできない。書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい場合もあるが、わかりにくい場合もある。自らが考えて話をするときは、発音、イントネーション、強調すべき部分に問題が多い。「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

一般的に、レベル1に該当する受験者は、TOEICスピーキングテストのかなりの部分に回答していない。テストのディレクションや設問の内容を理解するのに必要な英語のリスニング、またはリーディング能力に欠ける。

一般的に、レベル3に該当する受験者は、若干の支障はあるものの簡単なことは言える。ただし、その意見の裏付けを述べることはできない。複雑な要求に対する応答は、非常に限られている。また、ほとんどの場合、質問に答えることも、基本的な情報を提供することもできない。語彙・語句または文法が不十分なため、簡単な描写をすることもできない。書かれたものを読み上げる際の英語は理解しにくいことがある。「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

一般的に、レベル2に該当する受験者は、意見を述べることも、意見の裏付けを述べることもできない。複雑な要求に応えることもできない、また、まったく的外れな応答をする。質問に答える、基本的な情報を提供するなど、社会生活や職業上の日常的な会話も理解しにくい。書かれたものを読み上げる際の英語は理解しにくいことがある。「PRONUNCIATION」、「INTONATION and STRESS」の評価内容もご確認ください。

TOEICスピーキングテストProficiency Level

8スコア

190~200

7スコア

160~180

6スコア

130~150

5スコア

110~120

4スコア

80~100

1スコア0~30

3スコア60~70

2スコア40~50

英文を音読する際、発音は全体的にわかりにくい。

TOEICスピーキングテスト Pronunciation Level(発音レベル)一覧表

英文を音読する際、発音は全体的にわかりやすいが、些細なミスがある。

英文を音読する際、発音はとてもわかりやすい。

Pronunciation Level

英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的ではない。

TOEICスピーキングテスト Intonation and Stress Level(イントネーションとアクセントレベル)一覧表

英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的である。

英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、とても効果的である。

Intonation and Stress Level

1 LOW

2 MEDIUM

3 HIGH

3 HIGH

2 MEDIUM

1 LOW

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 15

TOEICライティングテストProficiency Level

一般的に、レベル8に該当する受験者は、簡単な情報を的確に伝達することができ、理由や例をあげて、または説明をして、意見を裏付けることができる。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、明確で、一貫性のある、的確な文章を書くことができる。さらに、理由や例をあげて、または説明をして、意見を裏付けるときは、概ね上手な文章を書くことができる。概ねよくまとまった文章で、さまざまな構文や適切な語彙・語句を使用している。ただし、以下の弱点の1つがみられることがある。・時折、同じ考えを不必要に繰り返す、または述べられている様々な考え同士の関連が不明確である・文法上の小さな誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確である

一般的に、レベル7に該当する受験者は、簡単な情報を提供する、質問をする、指示を与える、または要求することが的確にできるが、理由や例をあげて、または説明をして、意見を裏付けることは部分的にしかできない。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、明確で、一貫性のある、的確な文章を書くことができる。意見について説明しようとするときは、その意見と関連のある考えやある程度の裏付けを提示することができる。このレベルにみられる一般的な弱点には、以下のようなものがある。・要点の具体的な裏付けや展開が不十分である・述べられている様々な要点同士の関連が不明確である・文法的な誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確である

一般的に、レベル6に該当する受験者は、簡単な情報を提供し、理由や例をあげて、または説明をして意見を裏付けることは部分的にはできる。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、重要な情報を書き忘れることがある、または文章にわかりにくい部分がある。意見について説明しようとするときは、その意見と関連のある考えやある程度の裏付けを提示することができる。このレベルにみられる一般的な弱点には、以下のようなものがある。・要点の具体的な裏付けや展開が不十分である・述べられている様々な要点同士の関連が不明確である・文法的な誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確である

一般的に、レベル5に該当する受験者は、簡単な情報を提供することは部分的にはできるが、理由や例をあげて、または説明をして意見を裏付けることはほとんどの場合、できない。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、重要な情報を書き忘れることがある、または文章にわかりにくい部分がある。意見について説明しようとするときは、コミュニケーションの障害となる以下のような重大な弱点がみられる。・意見を裏付ける例、説明、詳細が不十分である、または不適切である・考えを述べる構成がよくない、または考え同士の関連が不十分である・考えが十分に展開されていない・重大な文法的誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確である

一般的に、レベル4に該当する受験者は、意見を述べ、簡単な情報を提供する能力の発展段階にあり、コミュニケーションができることは限られている。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、以下の理由で、課題を完全に達成することができない。・情報が欠けている・文章と文章のつながりが欠けている、またはあいまいであるあるいは(そして)・文法的誤りが多い、または語彙・語句の選択が不正確である意見について説明しようとするときは、コミュニケーションの障害となる以下のような重大な弱点がみられる。・意見を裏付ける例、説明、詳細が不十分である、または不適切である・考えを述べる構成がよくない、または考え同士の関連が不十分である・考えが十分に展開されていない・重大な文法的誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確であるレベル4に該当する受験者は、文法的に正確な文章を作成するのに必要なある程度の能力を有しているが、一貫性に欠ける。

一般的に、レベル1に該当する受験者は、TOEICライティングテストのかなりの部分に回答していない。テストのディレクションや設問の内容を理解するのに必要な英語のリーディング能力に欠ける。

一般的に、レベル3に該当する受験者は、意見を述べ、簡単な情報を提供する能力が限られている。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、以下の理由で、課題を完全に達成することができない。・情報が欠けている・文章と文章のつながりが欠けている、またはあいまいであるあるいは(そして)・文法的誤りが多い、または語彙・語句の選択が不正確である意見を説明しようとすると、以下の重大な欠陥が1つもしくは複数以上みられる。・無秩序な構成と不十分な展開・詳細情報の欠落、または関連の欠如・文法的誤りの頻発、または不正確な語彙・語句の選択レベル3に該当する受験者は、文法的に正確な文章を作成するのに必要なある程度の能力を有しているが、一貫性に欠ける。

一般的に、レベル2に該当する受験者は、意見を述べ、簡単な情報を提供する能力がかなり限られている。レベル2に該当する受験者は、簡単な情報を提供することができない。このレベルに特有の弱点には、以下が含まれる。・重要な情報がまったく含まれていない・記述された事柄同士につながりがない、またはあいまいである・文法的誤りが頻発する、または語彙・語句の選択が不正確である意見を説明しようとすると、以下の重大な欠陥が1つもしくは複数以上みられる。・無秩序な構成と不十分な展開・詳細情報の欠落、または関連の欠如・文法的誤りの頻発、または不正確な語彙・語句の選択レベル2に該当する受験者は、文法的に正確な文章を作成することができない。

8スコア

170~190

7スコア

140~160

6スコア

110~130

5スコア

90~100

4スコア70~80

1スコア0~30

3スコア50~60

2スコア40

一般的に、レベル9に該当する受験者は、簡単な情報を的確に伝達することができ、理由や例をあげて、または説明をして、意見を裏付けることができる。簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、明確で、一貫性のある、的確な文章を書くことができる。理由や例をあげたり、または説明をして意見を裏付けるなどして、よくまとまった、十分に展開された文章を書くことができる。さまざまな構文や適切な語彙・語句を使い、自然な英語を書くことができる。文法も正確である。

9スコア200

平均スコア※2

35010 400 450 500 550 600 650 700 750 800 850 900 950 990

18017016015014013012011010090807010 20 30 40 50 60 200190

企業が期待するTOEICスコア※1

企業が期待するスコア※3

TOEICスピーキングテスト

※青文字は海外滞在経験者※黒文字は日常的に英語を使用する社員

平均スコア※2

海外部門 650-820営業部門 520-760

技術部門

海外部門724点

495-715海外赴任社員 580-770

中途社員 475-730新入社員 430-660

企業・団体123.4 点

学校104.8 点

海外部門692点

新入社員562点

新入社員504点

Level1

Level2

Level3

Level4

Level5

Level6

Level7

Level8

営業部門581点

技術部門471点

技術部門505点

新入社員90点

技術部門130点 140点

海外赴任社員営業部門

海外部門160点

営業部門539点

平均スコア※2

18017016015014013012011010090807010 20 30 40 50 60 200190

企業が期待するスコア※3

TOEICライティングテスト

企業・団体134.3 点

学校110.2 点

Level1 2

Level

9

LevelLevel3Level4

Level5

Level6

Level7

Level8

新入社員90点

技術部門120点 140点

海外赴任社員営業部門

海外部門160点

TOEIC Newsletter No.109 November 201016

10~345 290

●この「スコア比較表」は、2,064人の日本と韓国の受験者データを基に、TOEICテストのスコアからそれに対応するTOEICスピーキングテスト/ライティングテスト(以下「TOEIC SWテスト」)のスコアを Educa t iona l Tes t i ng Se rv i ce(ETS)が予測したものです。TOEIC SWテストの実施は当時日本と韓国のみで行われており、両国からサンプルを抽出しました。対象サンプルは、TOEIC SWテストあるいはTOEICスピーキングテストを2006年12月から2007年3月までの間に受験しており、TOEIC SWテストあるいはTOEICスピーキングテスト受験から12カ月以内にTOEICテストを受験しています。

●この比較表の「TOEICテストの平均スコア」は、各「TOEICテストのスコアレンジ」に属する受験者の平均点を示すものです。

● TOEIC SWテストの各スケールは0点から200点です。上記の表でTOEICスピーキング

テストでは70点以下と170点以上を、TOEICライティングテストでは70点以下と180点以上のスコアを細かく表示していないのは、検証の結果、これらのスコアレンジにおけるデータは十分に有意なデータとは認められないとETSが判断したためです。

●この比較表は、今回の調査対象(サンプル)となった受験者のデータに基づいて作成されたものであるため、その他の個々の受験者に対しては当てはまらない場合もあり得ます。この比較表はTOEICテストからTOEICスピーキングテスト、TOEICライティングテストの各スコアを予測する目安としてお使いください。リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング能力を正確に把握するための最も有効な方法は、各能力に関連するテスト(TOEICテスト、またはTOEIC SWテスト)を受けて直接その能力を測定することです。

スコア比較表をご覧いただく際の注意事項70以下

TOEICテストとTOEICスピーキングテストのスコア比較表

950~990

880~945

815~875

745~810

675~740

605~670

535~600

465~530

395~460

350~390

10~345

TOEICテストのスコアレンジ

スピーキングテストの予測スコア

TOEICテストの平均スコア

975

910

845

780

710

640

570

500

430

370

285

170以上

160

150

140

130

120

110

100

90

80

70以下

TOEICテストとTOEICライティングテストのスコア比較表

960~990

890~955

825~885

760~820

695~755

625~690

560~620

495~555

425~490

360~420

350~355

TOEICテストのスコアレンジ

ライティングテストの予測スコア

TOEICテストの平均スコア

980

920

855

790

730

655

595

530

465

400

350

180以上

170

160

150

140

130

120

110

100

90

80

TOEICテスト(リスニング・リーディング)

※1『企業・学校における英語活用調査-2009年』より※2 2009年度団体特別受験制度(IP:Inst i tut ional Program)受験者データ※3『上場企業における英語スピーキング・ライティング力に関する調査』より(各レベルの中央値をもとに、求められる平均点を算出し、四捨五入したもの。無回答・「期待しない」は除く)

TOEICスピーキングテスト

TOEIC ライティングテスト

TOEICテストとTOEICスピーキングテスト/ライティングテストのスコア比較表

【参考】TOEICテストから見たTOEIC SWテスト スコア比較参考表TOEICテスト・TOEICスピーキングテスト・TOEICライティングテストの関係については上記「TOEICテストとTOEICスピーキングテスト/ライティングテストのスコア比較表」を図式化したものです。

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 17

【Data File】

TOEIC SWテスト受験者が取得したスコアに対して、英語で何ができるか、より分かりやすく示すため、TOEIC Speakingand Writing Tests Can-Do Studyという調査が行われました。この調査では、まず、TOEIC SWテスト受験者を対象に実際に英語を使って「できるタスク(業務)」「できないタスク(業務)」についてのアンケートにお答えいただき、アンケート回答と回答者のスコアの関係性を分析することでレベル別に「できるタスク」や「困難を伴うができるタスク」などをまとめました。同調査結果の抜粋を下記TOEIC Squa re「本当に使える英語力」サイトの「このレベルならコレができる」内に「Can

Do/Can Do With Di f f icu l ty」として掲載しております。

TOEIC Speaking and Writing Tests Can-Do Studyについて

TOEICスピーキングテスト http://www.toeic.or.jp/square/prsw/wsw/cando_s.htmlTOEICライティングテスト http://www.toeic.or.jp/square/prsw/wsw/cando_w.html

データに見るTOEIC® SWテスト※『TOEICスピーキングテスト/ライティングテストDATA&ANALYSIS 2009』より

〈Can-Doガイド抜粋掲載ページ〉

IPテスト〈学校〉Speaking Score分布(1,560人)

10(0.6%)

52(3.3%)34(2.2%)

18(1.2%)69(4.4%)

2(0.1%)

11(0.7%)

151(9.7%)

31(2.0%)46(2.9%)59(3.8%)

92(5.9%)51(3.3%)55(3.5%)

99(6.3%)

156(10.0%)

164(10.5%)

83(5.3%)

136(8.7%)

111(7.1%)130(8.3%)

2001901801701601501401301201101009080706050403020100

150100 200 (人数)0 50

IPテスト〈企業・団体〉Speaking Score分布(1,458人)20(1.4%)

20(1.4%)7(0.5%)3(0.2%)14(1.0%)

25(1.7%)

185(12.7%)

26(1.8%)51(3.5%)

103(7.1%)

43(2.9%)21(1.4%)19(1.3%)

133(9.1%)

143(9.8%)

188(12.9%)

48(3.3%)

225(15.4%)

105(7.2%)79(5.4%)

2001901801701601501401301201101009080706050403020100

150100 200 250 (人数)0 50

TOEIC SWテスト受験者数推移(2006年度~2009年度)

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

2006

2007

2008

2009

(人数)

(年度)

公開テストIPテスト

3,100 6,2003,100

2,300 4,200

2,600 2,600

1,200 1,200

1,900

IPテスト〈学校〉Writing Score分布(1,247人)

150100 200 (人数)0 50

8(0.6%)

46(3.7%)29(2.3%)33(2.6%)

4(0.3%)61(4.9%)

22(1.8%)

111(8.9%)

23(1.8%)39(3.1%)

83(6.7%)

29(2.3%)34(2.7%)36(2.9%)

130(10.4%)

104(8.3%)

137(11.0%)

46(3.7%)

131(10.5%)

87(7.0%)54(4.3%)

2001901801701601501401301201101009080706050403020100

IPテスト〈企業・団体〉Writing Score分布(1,286人)8(0.6%)

11(0.9%)3(0.2%)4(0.3%)6(0.5%)

41(3.2%)

78(6.1%)

46(3.6%)61(4.7%)

188(14.6%)

14(1.1%)16(1.2%)11(0.9%)

211(16.4%)

106(8.2%)

179(13.9%)

35(2.7%)

153(11.9%)

70(5.4%)45(3.5%)

2001901801701601501401301201101009080706050403020100

150100 200 250 (人数)0 50

過去4年間の公開テスト受験者数推移と平均スコア(2006年度~2009年度)

160

120

80

40

2006(1,012)

2007(2,096)

2009(2,587)

2008(1,881)

Score

(年度)(人数)

WritingSpeaking

132.0 141.8 130.6 144.0 126.7146.4

123.9147.1

2009年度IPテスト〈企業・団体〉(民間企業・官公庁・非営利団体などで実施されたIPテストデータ)

2009年度IPテスト〈学校〉(高校・高専・短大・大学・大学院・専門学校などの教育機関で実施されたIPテストデータ)

2010年4月に米国ETSにおいてETS Preferred

Network TOEIC Global Conferenceが開催され

ました。世界各国・地域からTOEICテストに携わ

る機関が集まって行われたこの会議で、(財)国際

ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)はレッ

プからの投票により、アジアパシフィック地域の

「2009 Most Valuable Player」に選ばれました。

これはアジアパシフィック地域でのTOEICテスト

普及活動への貢献に対して贈られたものです。

IIBCがアジアパシフィック地域の「2009 Most Valuable Player」に

ETSより贈られたクリスタルのトロフィー

【Information】

From TOEIC® 財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会からのお知らせです

■問合わせ(株)内田洋行公共事業本部企画部 志儀(しぎ)

TEL:03-5634-6397

録しており、TOEICテストの受験準備だけでなく、

総合的な英語能力向上にも活用いただけます。

また、e-learningの特徴である「いつでも」「ど

こでも」学習できるメリットを生かして、自学自

習への活用も可能です。学習を進める中で、自分

の弱点を発見し、次の学習にフィードバックでき

るなど、進捗や達成度の確認ができます。

そのほか、TOEICテストを実際の講義、授業に

取り入れる際のサンプルとなる模擬コースを収録

していますので(一部の製品のみ)、授業設計の際

の参考にしていただくことで、自学自習だけでな

く対面授業での活用も広がります。

学習によるクラス単位での達成度、クラス内で

の学習者の順位など多彩な進捗管理、表示機能も

サポートしています。

さらに、コース学習の進行に応じて、学習者が自分

の目標能力の達成度合いを確認することができ、モチ

ベーション維持にもつなげることができます。

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教育機関向け教材・機器・コンテンツの製造・販

売などを行う(株)内田洋行では、『TOEICテスト

新公式問題集』((財)国際ビジネスコミュニケーショ

ン協会発行)の問題を収録したe-learning用学習

コース『TOEICテスト学習コース~ETS公式問題

収録~」を開発しました。

同学習コースは、TOEICテストの開発機関であ

るETSの協力のもと開発されたもので、公式問題

集の問題を収録した世界で初めての学校・企業で

活用できるコンピュータ用デジタル教材です。

近年、教育機関ではe-learningなどICT(情報通

信技術)を活用した授業や学習が普及しつつあり

ます。こうした学習スタイルの変化を受け、同学

習コースは開発されました。内田洋行が提供する

Webベースのe-learningシステム「ATR CALL

BRIX※」上での提供となります。

同学習コースに収録されている『TOEICテスト

新公式問題集』は、ETSが制作し、実際のテスト

と同様のクオリティの問題が掲載されたもので、

多くの学習者に活用されています。同学習コース

には、『TOEICテスト新公式問題集』『TOEICテ

スト新公式問題集Vol.2』を収録しています。模擬

テストのほか、パート別学習、語彙学習などを収

TOEIC®テスト公式問題集を収録したe-learning用学習コースが登場

TOEIC Newsletter No.109 November 201018

※ATR CALL BRIXはATR Learning Technology株式会社の開発製品です

TOEIC Newsletter No.109 November 2010 19

学習サポートサイト「TOEIC Square」内「ト

レーニング素材ベーシック!」では、日々の英語学習

に役立てられる各種コンテンツをご用意しています。

iTunes Store の総合ランキングで1位を獲得し

たPodcast番組「English Upgrader」では、セカ

ンドシリーズがスタート。音声素材でビジネスや日

常などさまざまなシチュエーションで使われる会話

表現が学べます。

「映画で学ぶ英会話」は、映画のワンシーンを題

材に、生きた会話表現をクイズ形式で解説するコー

ナーです。初・中級者向けのレベル別に、映画の

セリフを使って単語や熟語を楽しく学べます。

また、12月には、ライティング学習に最適なコー

ナーがスタートします。E-mailの書き方について

アドバイスをする当コーナーでは、円滑かつ効率

的にコミュニケーションをとるためのE-mailの書

き方について、詳しく解説していきます。

「映画で学ぶ英会話」をはじめとした学習サポー

ト情報は、公式携帯サイト「TOEIC®モバイル」に

おいてもご覧いただけます。日々の英語学習に当

サイトをぜひご活用ください。

TOEIC®Square学習コンテンツ「トレーニング素材ベーシック!」のご紹介

TOEICカレンダーEngl ish Upgrader 映画で学ぶ英会話外国人とコミュニケーションするコツCooking in Engl ish!Let ter From Tokyo

<主なコンテンツ>

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デスクトップウィジェット「TOEICカレンダー」

デスクトップウィジェットとは、PCのデスクトップに置いておくだけで、便利な機能が使えるツールです。デスクトップウィジェット「TOEICカレンダー」は、テスト受験に役立つ4つの機能を備えています。

●カレンダー機能カレンダーには公開テスト試験日、申込締切日が表示されます。

●TODAY'S LESSON毎日、Listening &Writing、Listening、Readingの3問が配信されます。正解数に応じて○、◎、花丸がカレンダーに表示されます。

●試験日カウントダウン試験日まであと何日あるか、カウントダウンする機能です。

●お知らせ機能(財)国際ビジネスコミュニケーション協会からのお知らせが配信されます。

「TOEICカレンダー」は、無料でダウンロードできます。テスト受験に向けたスケジュール管理、英語のトレーニングに、ぜひご活用ください。

http://www.toeic.or.jp/square/basic/widget/

【Information】

From TOEIC®

東京業務センター

大阪業務センター

発行:財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

公式ホームページhttp://www.toeic.or.jp

Copyright © 2010 by Educational Testing Service. All rights reserved. ETS, the ETS logos and TOEIC are registered trademarks of Educational Testing Service in the United States of America and othercountries throughout the world.

本紙の無断転載・複製を禁ず

公式携帯サイト「TOEICモバイル」http://m.toeic.or.jp

〒100-0014 東京都千代田区永田町2-14-2 山王グランドビルTEL(03)5521-6033FAX(03)3581-4783〒541-0059 大阪市中央区博労町3-6-1 御堂筋エスジービルTEL(06)6258-0224

◆2010年度TOEIC研究会を11月11日に東京・ベルサール神田にて開催

いたします。今回は「グローバル人材育成とTOEIC」と題し、明海大学様、日本サード・パーティ株式会社様、マツダ株式会社様をお招きし、グローバル化に対応する人材育成への企業や大学における取り組みや、TOEICテストを中心としたTOEICプログラムの活用事例をご紹介いただく予定です。同研究会の内容につきましては、報告書がまとまり次第、ご案内申し上げます。

◆上記でもご紹介したWeb情報誌『GLOBAL MANAG-ER』の43号(11月末発行予定)では、「思いを伝えるコミュニケーション力(仮)」と題し、グローバル人材に求められるコミュニケーション力について特集予定です。また、2010年5月に米国イリノイ州シカゴにて開催された世界最大の人材開発研究団体、ASTD(全米人材開発機構)の2010年次大会の模様をまとめたレポートを下記サイトに掲載しております。ぜひご覧ください。http://www.toeic.or.jp/ghrd/seminar/

編集室より

来る12月に大阪・東京にて「TOEIC説明会&講

演会TOEIC SWテスト」を開催いたします。当日

は、テスト概要、企業・学校での活用状況や各種

データのご紹介、大手企業の英語研修などを務め

る(株)アイ・シー・シー代表取締役 千田潤一氏

を招いた講演を行います。入場料は無料です。詳

細は12月初旬に下記公式ホームページにてご案内

いたします。

http://www.toeic.or.jp

「TOEIC®説明会&講演会TOEIC®SWテスト」を12月に開催

グローバルな舞台での活躍を目指す方々に向けたWeb情報誌

『Global Manager』では、英文ビジネスライティング指導の第一

人者P. ビソネット氏が今日から使える効果的な英文メールの書き

方を伝授する「英文メール強化塾」を連載中です。ほかにもビジ

ネスにしばしば用いられるものの、英語に訳すことが難しい日本

語表現を考える「英語にない日本語」(英文記事)など、さまざま

なコンテンツを掲載しております。ぜひご活用ください。

http://webmagazine-globalmanager.com

Web情報誌『GLOBAL MANAGER』連載記事「英文メール強化塾」のご紹介

TKP大阪梅田ビジネスセンターホール3A(3階)定員273名

開催場所 会場 日時

大阪12月25日(土)14:00~(約2時間)

ベルサール神田Room1~4(3階)定員468名東京 12月26日(日)

14:00~(約2時間)

■お問合せ:(財)国際ビジネスコミュニケーション協会iBTオペレーションセンター

TEL:03-5521-6077